【読書】宇佐見りん「かか」

「かか」という小説を読んだ。難解でうまく良さを味わえなかった。大学入試の小説に出てきそうな?。自分が不幸な状態にあるという嘘をつくことによって他者にかまってもらいたくなる気持ちと、嘘をついてしまった後悔、さらには不幸が言霊のようになって悪影響を及ぼすのではないかという恐れのようなもの、その点の描かれ方は共感できた。本作は女性として生きることと密接に関わっていると思うのだけれども、そこは自分の頭ではうまく咀嚼することはできなかった。難しかった。

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