【映画】雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」を観た。理性的で冷静沈着に見える主人公が妻を交通事故で突然失ったことをきっかけに、自らの感情に任せた行動をとるようになり、最終的には理性と感情のうまいバランスを見つけるというストーリーであるように思えた(淡白にまとめていますが、本当はもっと面白いはずです)。以下、ネタバレを含みます。

妻を失った経験がないためかなぜ主人公がこんな破壊的な行動をとるのかがよく分からなかったが、ひょっとすると主人公は妻を失ったにもかかわらず冷静な自分自身が怖くて感情に身を任せた行動をとるようになったのではないかと思った。そうすることで今まで蓋にしていた感情を見いだせることができるかという点が裏の焦点だとすれば、その試みは最終的にうまくいったということだろう。ただ、主人公の破壊的な行動がどこまで続くんだろう…と半分退屈な思いで見たというのも事実である。

余談であるが、映像にすると美しいがいざ自分でやってみるとそれほど面白くないものランキングというものを作るとするならば、メリーゴーランドは上位に来るように思えた。メリーゴーランドはやはり1人でやると面白くないけれども、大切な人とすることで面白さを味わえるのではと思う。その意味で、一緒にメリーゴーランドをして楽しいかどうかがその人との仲の良さを測定する1つのめやすになるかもしれない。

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