【映画】ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を拝見した。自分にとっては難解であった。まず4姉妹の顔と名前を一致させるのに苦労をしてしまった上に、時間軸が現在になったり過去になったりするので、把握することが難しかった。さらに、実際の出来事であるのか、物語上の出来事であるのかについてもちゃんと理解できていたか怪しい。若草物語は何度も映画化されているが故に、観る側にも前提知識が求められているように思えた。

当時は、女性にとっての結婚は自立することを捨てることだったのだなあということが伝わってきた。小説家になりたいから結婚はしないと主張するがそれは理由になっていない。そして、だからこそ結ばれた縁が結ばれなかったりすることもあり、皮肉なものだと思った。

それにしてもティモシー・シャラメだからこそ許されていることが多いのではないか。4姉妹のうち2人に告白して、一方と結婚するというのはなかなか罪な男であると思った。こういう罪深さをぶっ飛ばしてしまうのが、彼の俳優としての強さであるだろう。

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