【読書】有吉佐和子「紀の川」

有吉佐和子の「紀の川」という本を読んだ。読み応えのある一冊。家制度やその中での女性に求められる役割というものが現代とは全然違っているので歴史小説とも言えるが、現在の延長線上にある世界、より具体的には祖父母が若かった頃の時代の社会を覗き込むような感じで面白かった。有吉佐和子にはその時代の世界を覗き込ましてくれるような力がある。

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