その声はノイズにしてしまえ

苦しい思いをしてまで、誰かの決めたルールだとか、ノルマをこなす必要はあるのでしょうか。
とはいえ、人それぞれ物事の優先順位があるわけで、『ルールに従うこと』がファーストプライオリティだと言うのであれば、それはその人には必要なことなんだと思う。『ノルマをこなすこと』が大切ならば、それは否定しません。

でも、例えばもし、『従うべきだから』だとか、『そうしないといけないから』だとか。いわゆる、頭で考えて苦しい思いをしているのであれば、そんなことはないんだよっていうのは知っておいて欲しいんです。

100人いて、自分以外の99人が右を向いていたとしても、だからって1人が右を向かなければいけない理由にはならないです。
右を向かないことで99人に後ろ指を指されても、私は、『自分がしたいこと』を優先した1人を誇り、かっこいいし素敵だよって拍手を贈れる人間でいたいな。

もちろん99人と同じく右を向いてもいいし、左も、上も下も斜めも。その人が見ていたいものを見ればいいわけで、それで下した選択こそが尊いことだと思うから、たとえそれで損をしたって、失敗したって、そっちのほうが生きてます。納得もできるはず。

現実問題、そんなの無理だよって言うのかな。
私が口にするのは結局のところは理想論で、実際は生きる事にはお金が必要だし、組織で評価されることが必要なんだよって言うでしょうか。
考えを伝えるときに、極論になってしまうのが私の悪い癖なのですが、言いたいことは、大丈夫だよってことです。
苦しいときこそ、一歩後ろに下がって、一呼吸をしてみる。
決めつけがあって、苦しいなら、その決めつけを取り払ってしまえばいいし。なんとか頑張れそうなら、そのまま続けたり。決めたことをずっと続ける必要はないし、決めたことを変えれることが、生きてるってことだと思う。

結局、数十年経てば、自分も周りも、みんな死ぬんです。苦しさも、喜びも、富も名誉だって、ぜんぶ無くなってしまうんです。罪とかも。
だからこそ、どうか私の知る人達くらいは、過去だとか未だ見ぬ未来はさて置いて、今をまっすぐに見ること大切にしてほしいなあ。

すべて勝手な願望です。私の素敵が、周りの素敵になると限らないし、それは分かっているし、ただ、昨日、大切な人の悲しい顔を見たので、もっと道なんていくらでもあるはずなのにと思いました。頑張るあの人のことは好きなだけに、上手く伝えられないのが歯がゆかったです。

何となく感じた一番悲しいことは、心が求めていないことを、頭で考えてやることではないでしょうか。そんなことするくらいなら、何もしないでいたほうが疲れないだけマシではないでしょうか。

社会で評価されるというのは手段です。本来、人生の目的って、自分も周りも楽しく生きることだと思ってます
そのための手段として、社会の一部になることが必要ならば、そういう生き方を選択するし、心が疲れてしまうなら、そんなことしないでいて欲しいです。

まともに社会で生きなくていいです。それさえ、勝手なエゴであることは百も承知です。

だけど、どうせ長くて数十年、もしかすると明日に終わってしまう今ならば、有象無象の声は放っておいて、誰の評価なんかも気にせずに、まずは、今ある自分の心に素直でいて欲しいなあというのが、私が大切な人達に対して願っていることです。

私は、1人のことが好きだから、99人の意見なんかどうか気にしないで、自分の心が向いたことをしてくれたら嬉しいです。
変わらないことは無理だけど、私が好きって思った部分は、どうか捨ててしまわないでいてくれたら嬉しいです。そしたら一緒にいられるんで。

目標があるのが素敵。だからこそ、目標に届かなかったからって、あなたの素敵が無くなるわけではないから安心してほしい。
もっと肩の力を抜いて、目の前の壁に挑んでいってよ。

広く見たら、意外と小さな壁かもしれないし。
いざ進んで近づいてみたら、すぐに乗り越えられる壁かもしれない。
そもそも壁を乗り越える必要なんて無いのかもしれない。

賢くて、そして優しいあなたが評価されるには、ずいぶん社会は冷たいのかもしれない。
その冷たさに負けないで、一緒になって冷たくならないでね。

どんな不安も心配もなく、笑って過ごせる時間が、ちょっとでも長く続いてくれたらな。