【落語小説】あやかし妖喜利物語 第7席 粗忽長屋
粗忽長屋「くっ、不覚。お主の勝ちじゃ」
【座布団一枚獲得!総座布団数2】
「だあ〜、漏れる〜!」
情け無い与太郎は、死神に連れられてはばかりに行った。
「やったね。いいセンスしてたわよ」
「あ〜、死ぬかと思った」
一件落着したところで、ぐっすり眠った。翌朝、目が覚めてみると枕元に死神が座っていたのにはギョッとしたが。
与太郎とキセガワの二人は再び旅を続け、昼前にはちょっとした町に到着した。
「か〜、やっぱり街中はいいね〜」
都会にいたってコンビニぐらいしか用