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#02 コーヒー生産地  ETHIOPIA

皆様,こんにちは。こんばんは。

2回目の投稿です。今回はコーヒーを語る上では外せないエチオピアについてつらつら書いていきたいと思います。前回はケニアについて書きましたが,思ったより読んで頂いてすごく嬉しかったです。ありがとうございます。今回もゆるっと読んでもらえると嬉しいです。


今回,紹介するのはaoma COFFEEさんのEthiopia-Solomoです。そして,
コーヒー生産地エチオピアについて書いていきます。
まず、aoma COFFEEさんのEthiopia-Solomoから。

Ethiopia-Solomo

生産地:Uraga,Guji
精製:Red Honey
品種:Heirloom Ethiopian varieties
標高:2,095-2,122m
農園:Zelelam C.W.S

洋酒のような香りに,熟れたオレンジやグレープフルーツ,枇杷といった風味が感じられる。

このコーヒーの好きなところは香りと余韻。エチオピア,しかも精製方法がレッドハニーということもありフワッと香る甘いお酒のようなにおいがたまらないんです…!
豆の状態ではホワイトチョコのような香りの印象でしたが,粉にするとブワッと甘いお酒のような香りが押し寄せます。

飲んだ時の印象は最初は確かにかなり熟れたオレンジのような酸,そのあとに枇杷や黄桃を思わせるような甘みが残ります。コーヒーを飲みこむ際に鼻にぬける香り,余韻も良いです!エチオピアならではの素晴らしいコーヒーでした…!aoma COFFEEさん最高です…!

皆様良ければぜひ飲んでみてくださいね。
Post Coffeeさんから届いたものなのでそちらもチェックしてみてください…!


生産地「エチオピア」について

ここからはエチオピアという生産地,エチオピアとコーヒーの関わりについて書いていきます。

エチオピア

エチオピアは,アフリカの北東部,アビシニア高原に位置する内陸の国で,コーヒーの起源の国でもあります。コーヒーはもちろん有名なのですが,アフリカ最古の独立国ということもあり歴史的建造物や街並み,多様な民族と多彩な文化が築かれています。ラリベラの岩窟教会,ゴンダールなどが有名ですね。
ちなみに,エチオピアの南側には前回紹介したケニアがあります。

エチオピアのコーヒー生産地でよく挙げられるのは,シダマ,イルガチェフェ,グジ,リム,ハラーなどがあります。エチオピアではコーヒーの木が野生で繁殖していて,生産者の大半が非常に小規模な農家です。多くの農家さんは裏庭栽培のような感じでコーヒーを育てており,コーヒーの木以外の作物も一緒に育てています。そのため,一農家さんのコーヒーチェリーの収穫量は少なく,エチオピアでは地域ごとの精製所にコーヒーチェリーをまとめてコーヒーを作っています。


今回紹介したsolomoはグジにある地域の一つで,このコーヒーは精製所であるゼレラム・コーヒーウォッシングステーションがコーヒーチェリーの生産処理を行っています。
精製所とは,簡単にいうとコーヒーチェリーからコーヒー豆を取り出すことを精製といいますが、この精製を行なっているところです。

コーヒーの歴史

コーヒーはもともとエチオピアのはるか山奥で育っていて,一説によると紀元前からコーヒーの木があったのではないかと言われています。エチオピアの西側にはカッファ(KAFFA)という地域があり,そこがコーヒーの起源ともいわれていますが,人の居住区が変わるに伴い,コーヒーの木は多くの地域で育てられるようになりました。

最初,エチオピアの人々はコーヒー豆や葉を噛んでいただけだそうです。生豆を触ったことがある方はわかるかもしれませんが,僕はあの硬い豆をかじるってすごい…って思います(笑) 

後々カフェインを抽出する方法へと発展。葉やチェリーに沸騰したお湯を注ぎ,お茶のような飲み物を作ったり,あるいは,焙煎していないコーヒー豆を挽いて動物の油脂と混ぜたり,さらにはコーヒーチェリーの果肉を発酵させてワインも作ったそうです。

エチオピア以外の国でのコーヒーの栽培は,イエメンが初めてとされており,それが1400年ごろです。またコーヒーの木は,1700年ごろにオランダ商人を介して,インドネシアのジャワ島で育てられるようになります。その後は,オランダがフランスのルイ14世に贈り,フランスの植民地だった中南米で一気に栽培が始まります。こうしてみると1400年ごろまで他国でコーヒーは育っていなかったのですから,エチオピアでのコーヒーの歴史は長いなと感じさせられますね。


エチオピアのコーヒーの特徴

エチオピアのコーヒーはとにかく香りが素晴らしいです…!フローラル系,花のような香りがコーヒーから感じられます。飲んだ時の印象は,すっきりしていて,柑橘系やフローラルさ,桃のような柔らかい甘さ,紅茶のような風味,繊細な味わいが感じられることが多いです。

僕はエチオピアのコーヒーが一番好きなんですが,とにかくエチオピアの華やかな香りがたまらないんですよね~…(笑)コーヒー豆を挽いたときに香るにおいも最高で,朝からその匂いがかげたときには幸せです!ほんとに!コーヒー飲み終わったときに口の中に残る余韻も良くて,ずっとコーヒーの甘さや華やかな香りがじわ~っと残るんです。想像したら幸せじゃないですか?(笑)

どうしてエチオピアのコーヒーはこれだけの複雑な風味が感じられるのか…さまざまな要因が考えられますが,1つはコーヒーが育つ環境にあります。エチオピアのコーヒーは標高がかなり高い場所で育っています。今回紹介したコーヒーもそうですが,標高2,000mを超えるエチオピアのコーヒーをしばしば見かけます。
標高が高い場所では平均気温が低く,昼夜の寒暖差も大きくなることからコーヒーチェリーの実るスピードがゆっくりになります。チェリーが木についている期間が長ければ,それだけ複雑なフレーバーが生まれ,より甘く香りが凝縮されたコーヒーになります。そのため,標高が高い場所で育てられたコーヒーはフルーティーで美味しいです。

あとは品種,エチオピアのコーヒーの品種は原種(Heirloom,エアルーム)と呼ばれるもので,とにかくフルーティーなのとフローラルさが特徴です。コーヒーの味わいは品種に由来するところも大きいのでこれも1つの要因かなと思います。


最後に

ここまでエチオピアのコーヒーについてだらだらと書いてきました。ここまで読んでくださった方,本当にありがとうございます!ここまで読んでくださる方はかなりコーヒー好きか興味ある方だと思うんですけどどうなんでしょうか…(笑)エチオピアのコーヒーとにかく美味しいので飲んだことないって方,ぜひ飲んでみてください!


情報量多いですが美味しいコーヒー楽しめればそれだけで最高です
ゆるっとコーヒー楽しんでいきましょー


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