その日が来た
まりこは不安そうな顔をしている。
私はいつもいる集団の方へは行かず
まりこの所へ向かった。
『まりこ、おはよう😃』
それを見た集団、そしてその中でずっと仲よかった子が怒っている。
『私はまりこといる。
私はまりこに嫌な事されてない。
だから同じように避ける事はしない』
『裏切り者』
やっぱな。
そう言われるよね。
わかってる。
でもいい。
私にはまりこがいる。
まりこはずっと1人で不安だった。
だから皆んなと距離を置いて
強がってツンツンしていたんだ。
本当は高校も辞めたかった。
でもまりこのお母さんが頑張ってる。
だから辞めれなかった。
私と同じ。
まりこが『おはよう』と私に声を掛けられた時、あの美人な顔から想像できない位、子供みたいな笑顔だった。
私も、声が震えていた。
でも大きい壁を突破できた気がした。
私が今守りたい人。
それは目の前にいる大親友だ。
まりこと2人。
これから一緒に頑張ろう。
さて、
裏切り者になった私。
裏切ってしまった友達へ何を話そう。
向き合おうか。
そしてまりこ。
彼女は私を【しじみちゃん】と呼ぶ😂
何度、訂正してもだ。
どうしてしじみちゃんか。
うちに遊びにきた時、
しじみの味噌汁を出した。
まりこは美味しいって🤤
よっぽど印象に残ったんだろう。
そこからしじみちゃん。
迷惑にもほどがある。
でももう訂正しなくなった。
しじみでもアサリでもつぶ貝でもホタテでも。
どうぞ好きにお呼びよ。まりこ。
まりこにも変なあだ名をつけた。
でも彼女はヘラヘラ笑っていた。
きっとずっと。
こうしてみたかったんだろう。
友達という関係の中で。
こんな風に。
だからいいよ。
まりこ。
あなたの好きに。
私はまりこを守ると決めたから。
まりこ、
やってみたかった事、全部しよう!
出来るかわからないけど笑
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