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不動産投資のリスクについて

不動産投資のリスクは、大きく災害、空室、金利の3つに分けられます。
これらのリスクに対しては、適切な行動を行うことで被害を最小限にすることが可能です。

1.災害リスク
火災などの災害は火災保険会社と契約することで実損を受けても立て直しが可能です。
保険の種類としては、火災保険以外に地震保険や水害保険などがありますが、多くは火災保険の中にパッケージとして内包されています。
保険会社のデータによると、原因はさまざまですが一定の確率で火災は起きるようです。
火災保険はそれらのデータをもとに保険料を決めています。
その上で火災保険にはさまざまなパッケージが用意されています。
また日本は地震大国です。地震保険には必ず加入しておきたいところですが、地震保険は火災保険に加入しないとつけることができず、補償額も火災保険の補償額も火災保険の補償額の半分になります。
例えば、3000万円出る火災保険に加入した場合、地震保険では地震が原因で倒壊しても1500万円までしか補償されません。
なお地震が原因で発生した火災は、火災保険では補償されず地震保険の対象となります。
地震保険に加入していないと地震起因の補償が受けられないわけです。
その他、水害や風災、雪や雷などの天災、家主賠償保険など考えられるリスクに対しては状況に応じて加入することをオススメします。

2.空室リスク
日本の空き家は24年時点で900万戸を超えました。空室率も20%になっているエリアも増えてきました。このようなエリアでは物件が安くなり、利回りが高い傾向があります。
一方で空室率の低いエリアが存在します。そこでは逆に都心部など駅から近くてキレイな好物件は利回りが低いのが一般的です。
これは好物件ゆえに売却する場合でも高値で売却するので、購入者の利回りが下がる傾向があります。
物件の条件が悪く入居者がなかなか入らない、人気の立地でも利回りが低い。これは、募集をかける不動産会社とうまく付き合って募集を強化して
もらう、もしくは自身で募集活動をするなどで対応します。

3.金利リスク
金利に固定金利と変動金利があります。
どちらが良いかは投資家が決めれば良いのですが、変動金利では金利上昇リスクが伴います。
金利上昇については、残念ながらイチ大家の力ではどうすることもできません。
せいぜい物件購入時に1〜2%金利が上昇しても耐えられるか、返済比率が上がったとしても他の経費を切り詰めて、キャッシュフローに大きく影響が出ないかなど、事前にシミュレーションしておくと良いでしょう。
金利もそうですが、経費に関しても物価の値上がりなど前もって考慮した上で、その都度、柔軟に対応できるかが経営のポイントです。
金融機関の担当者とはあまり連絡とりたくないという方も多いでしょう。
しかし、金利上昇の可能性があるときなどは担当者から教えてくれることもあります。
ビジネスなので、できる限り金融機関の担当者と連絡を定期的に取ることをオススメします。

まとめ
不動産投資は価格が大きい分、リスクが大きいのではないかと思われがちです。しかし、不動産投資のリスクはある程度コントロールがききます。
株価は自分ではコントロールできないことを考えると、不動産投資の方がリスクが低いと感じるはずです。
このように、不動産投資は正しく取り組みさえすれば、安全に資産を築くことが可能なのです。

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