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#96 めでたい

【往復書簡 #96 のやりとり】
①(8/24):泖〈地元をレペゼンしたい気持ち
②(8/26):くろさわかな〈出産→巣立ちループ
③(8/29):及川恵子 〈大きくなったね〉

大きくなったね

甥っ子のあらゆる成長に、めでたさを感じます。

もうすぐ4歳になる甥っ子は、ウルトラマンや仮面ライダー、戦隊モノにどハマり中。
さらに新幹線や車の種類もどんどん覚える中、今の彼の頭の中はきっといろんな情報で溢れているんでしょうね。
40年生きている私ですら知らないことがこんなにあるのか、と唖然としてしまうくらい、情報量のすごさに驚かされることがあります。
(東北新幹線はやぶさのE5系とH5系の違いなんてそら知らんわ)

そんな内面の成長にめでたさを感じることもさることながら、ここ最近は身体の成長ももちろんめでたい。
自分もよく小さい頃、久しぶりに会った祖父や祖母、親戚に
「大きくなったね」
と言われ、その度に「いっつも同じこと言ってんなあ」と思っていましたが(とても憎たらしいですね)、ほぼ毎日会っていても会うたびに
「大きくなったね」
と思うんです。
子どもの成長って本当に凄まじいですね。もうわかりきったことだしここで今さらいうことでもないのですが、本当に子どもって宝なんだなあと思います。存在自体がめでたいね。

「え、この前までこんなに背が大きかったっけ」
「え、この前までこんな動作できてたっけ」
「え、この前までこんなに高く飛べてたっけ」

そんなことを思いつつ、

「じゃあいつかは私の膝の上に座らなくなる日が来るのかな」
「けいちゃんのことが大好き、と言われなくなる日が来るのかな」
とさみしさも同時に感じてしまいます。
こんな感情を教えてくれることひとつとっても、甥っ子の存在ってすごいなと思ってしまう。本当に私にとって大切な存在で、存在自体がめでたいという唯一無二の存在です。

※追伸
仙台育英の甲子園優勝、私も本当に興奮しました。
決勝の日はまったく仕事が手につかないまま、最後の最後まで勇姿を見届けました。そして須江監督のインタビューで放った言葉が本当に素晴らしかった。人の思いが乗る言葉というものを久しぶりに体感した日でした。