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#95 NO!

【往復書簡 #95 のやりとり】
①(8/15):及川恵子〈できればムカつかずに生きたい〉
②(8/17):泖
③(8/19):くろさわかな

できればムカつかずに生きたい


「私ってば本当に心が狭いなあ…」と自分が嫌いになりつつ、デパートやスーパーの出入り口付近にずっと立っていたり、道の真ん中を塞ぐようにたむろしていたり、エスカレーターを降りた途端になぜか立ち止まる人がどうしても苦手です。

周りが見えていないのだろうか…というか、ただただ一歩だけ横にずれてさえくれたらみんなハッピーなのに、どうして…あなたは…、という感じ。

そして、
車の運転が荒い人も苦手。
大勢の前でわーわー大声をあげる人も苦手。
3ナンバーのセダン車に乗っている態度のでかいおじさんも苦手。
インタビューした時に一度も私の目を見ることがなかったジャニーズの人も苦手。お前!いつもテレビでニコニコしているお前だよお前!!!!!

と、苦手なものがたくさんある中で、どうしてもこれは怒らずにはいられなかったな、というものもあります。
「苦手だな〜」「嫌だな〜」ではスルーできなかった出来事。
納得がいかなかった出来事。
NO!という自分の意思を伝えずにはいられなかった出来事。

おふたりにはこれまで、どんな「NO!」のシチュエーションがありましたでしょうか?

ちなみに私は前職で先輩の日報に編集部への悪口が書かれていた時と、母の福祉用具を点検・交換に来た人が適当な仕事をして帰ろうとした時にはどうしてもスルーできずに「それは違うと思う」と伝えたのですが、今思うと冷静ではなかったなあと思う反面、それはそれでよかったと納得している部分もあります。
前職で先輩に怒りを伝えた時の出来事は、未だに「あの時の及川さんすごかったですよね」と後輩から言われる始末。怒ってる時の自分の顔ってどんな表情なんでしょうね。

及川恵子