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晴れてゆく

天気がいい。風は撫でるどころか真正面から立ち向かってきて、空は眩しくて、東京は雲ひとつない晴天。しっとりゆるやかな雨の日の気分も好きだけれど数日続くと気持ちが下がってくるから、圧倒的に晴天派。都会に出てくるまで、空が広いのは贅沢だって知らなかったけれど、それでも窓の外やビルの隙間から空模様がみえるのはいつも嬉しい。
いい出会いがあった先週の金曜日、新しいことを知る楽しさと、楽しいことを広げる喜びを久しぶりに味わった。ちゃんと味わうことができた。味覚の不調なのか水が甘く感じて飲めないなんて日もあったけれど、美味しいよりあったかくて胃に沁みるが第一優先のときもあったけれど、喜びまで味わえるところまで治癒できた。

おかえり、わたし。ありがとう、大切な人たち。

友人にGWの予定を聞いたら、天気が良ければお休みするし雨だったら働くといっていた。そうかあ、空模様で決めるのもありかあ、と気が軽くなった。その日の気分でいいことはたくさんあるし、その日の気分で決めたい!も大切にしたい。

友人となんでもない平日の午後を休みにしてお昼からお酒を飲もうと約束した。いい休みのとり方、こういう朗らかな関係を築ける友人がいてよかった。

夜の会議が長引きそうで、終わったら同期と1杯だけ飲みたいといったら、パートナーは全然ゆっくり帰っておいでと言ってくれた。我が家はわんちゃんがいるから、どちらかが外にいる時はもう片方が家にいることが多い。君がいなかったら今の私はどこにもいないのよ、ありがとう。

なぜか先週は木曜日の時点で今日は金曜日だ!と勘違いしていて私にとっては金曜日が48時間あったような気持ちだったけれど、この48時間は私にとって点滴のような2日間だった。大切な人たちとたくさん話せた。

尊敬している人に"なんか系統変わったね"と言われた。変えたつもりはない表と中、どこが変わったのか自分ではわからなくて、何が変わったのか怖くて聞けなかった。自覚のある己に抱いていた懐疑心を不意につかれた気がして我に返った。

初心に戻って、髪を明るくしよう。

何を好きで何を嫌っているのか、純度100%のわたし意見なのか他者の意見が混ざっているのかうまく判別がつかなくなるなんて、御免だ。

グッバイ暗髪、グッバイオフィスメイク。

久しぶりのブリーチのピリピリ感、高揚した。私のアイデンティティはハイトーンである!ほどは思っていないが間違いなく日々のテンションアベレージが爆上がる。思った通り、初めてハイトーンで出社する朝の準備時間は最高だった。頭からつま先まで好きに染め上げる私なりの武装は、自信というパワーが宿った。自信は内から湧いてくるものだけではない、身に纏うことだってできる魔法のパワー。身に纏ってテンションを上げてから、最強になってやるマインドで過ごせばいつか私は最強になる。

おかえり、わたし。ありがとう、大切な人たち。

"雲ひとつない晴天です(ただし風は強い)"が、今の私の気分。

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