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感情がお休みする そんな日もある。

ここ数日
無意味に「消えたい」といううっすらとした思いが
ふとした時に浮かんでいたんだけど

たぶんこれは
暇で意識に空間がありすぎて起きているものだと思う
日常に耐えがたい辛いことがあるわけでもなく
「あぁ辛い!逃げたい!」という強い感情があるわけでもない。

あぁなんか、消えた方がいい気がするなぁ…と、
思っている自分がいるなぁ…と眺めている虚無な感じ。

そんな中、起きる用事もモチベーションもない布団の中で
神田沙也加さんの訃報を知る。

ほんとに消えてしまった人がいる。
なんだろう。
自分よりもずっと
大きな仕事や責任感の中で生きていた人が自ら消えてしまった。

もちろん自分と比べられるものではないけれど
自分のぼんやりとした「消えたい」とはなんだろう。

自分の人生のいろんなことに対し
「どうでもいいなぁ〜」と乖離した気分のまま
今日の勉強をした。意外と普段より集中できる。

いつもはつけないテレビをなんとなくつけたら、
1年で一番大切な日、M1グランプリが今夜だと気づく。
応援してる金属バットを決勝に送り出すための
敗者復活投票の締切も迫っていた。

泣きながらM1を見る。
これはいつものこと。

今年も審査員を引き受けてくれた皆さんの気持ちを想像して泣く。

良くも悪くも会場をかき回すランジャタイを見て泣く。

敗者復活枠にもう一歩で届かなかった金属バットの第一声
「国民だるいっすわ~」
を聞いて
「友保さんらしいわぁ」と笑い泣く。

そして錦鯉の優勝。
おじさんの栄光、希望。
思わず泣く審査員を見てさらに泣く。
抱き合うおじさんを見てまたしても泣く。
たしかに、希望と勇気をもらった。

2007年のサンドイッチマン優勝の瞬間の
伊達さんの深いお辞儀を思い出してまた泣く。

「なんのために生きてるんだろう」という思いが
頭からずっと離れなかったのに、
なにを泣いてるんだろう。
心を動かされたんだな。

自分がやると決めた目の前のことを
進めるしかない。いつもここに戻る。
その間、感情が動かない時期があっても。

静かに淡々と生活のことをしたり
泣けるときは泣いたり
笑えそうなら笑ったらいいかな。


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