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最近立て続けに、症状から想像できなかった病名が判明した話。

今日は、最近かかった2つの病気の話です。
どちらも症状から想像できなかったところにたどり着いたので,何かの参考になればいいなと思って書きます。


①逆流性食道炎

よく聞く病名、別に珍しくはない。

まず、ことの発端から。

私は9月初めに風邪をひいた。
熱もなく、ちょっと喉が痛いかんじ。
後から咳症状が出てきて、しばらく続いた。

いつもなら時間をかけて自力で治すんだけど、
2週間後に研修旅行が入っていた。
バスでの移動や宿泊があリ、他の人に迷惑かけるので、少しでも早く治したかった。

で、近所の Kクリニックに行くことにした。
今回は真面目に、処方された薬を指示通り飲んだ。
喘息持ちなので、フルタイド(ステロイド)も朝晩吸入(医者の指示)。

ずっと熱もなく、喉の痛みも治まってきたのだけど、咳だけが取れない。
それで、再受診して、咳の薬を変えてもらった。

が、咳はむしろ、ひどくなってきた。
夜中の2時、3時頃に必ず咳き込んで目が覚める。
それも結構、ゲホッ、ゲホッっていう激しい咳…

喘息の発作だと思ってメプチン(気管支拡張剤)の吸入をする。

ただ、この咳、何かいつもと違う。
喘鳴(ぜいめい)はしない。
胸や気管支は痛くない。
昼間はあまり咳がでない。
食べたり、声を出したりするのには何の支障もない。

その頃、TVではマイコプラズマや肺結核が流行っていると放送していて、素人はそういう報道に踊らされることになる。

メッチャ心配になった私は、市街中心に近いところにある少し大きな M医院に行くことにした。

M医院には昔からかかっていて、今年初めにも胃カメラ(定期的なもの)をしていた。ただ、やはり混んでいるので、今回は気軽に行ける近所のKクリニックにした。
M医院なら胸部レントゲンを撮ってもらうこともできる。
そしたら、こちらもすっきりするし…

【余談】
実はKクリニックのやり方に失望していた。
私はK先生は信頼していたのに、私が咳をする(熱はないのに)というので、駐車場で待機、携帯で問診をされた。それから診察室に呼ばれ、「はいはい、風邪薬出しときます」みたいな感じだった。
診察後もすぐに車に戻り、待機するとスタッフが領収書を持ってきて,そこでは払う。つまり、待合室には座らさない。
コロナやインフルが流行っていることを考えると、そのくらい徹底しているのはむしろ安心なのかもしれない。でもなんだか、ちゃんと診てくれず、ぞんざいに扱われていると感じたのも一因。

M先生に症状を話すと、「多分、逆流性食道炎やね。」と言った。

特徴は寝てから何時間かしたら、胃液が上がってきて咳が出ること。
感染症でも何でもないから、と言われてそこはホッとした。

処方された「タケキャブ」を何週間か飲んでいると、確かに夜中に起きるような咳は出なくなった。

私は前から「胃のヘルニア」と言われていて、食道から胃へつなぐところが緩んでいる。胸やけも少しするけど、いつも経過観察になる程度。

【余談】
飲み始めて2週間くらいに、咳はマシになったけど喉がなんか変になってきた。風邪の時のような痛さではないが、飲み込んだりしたら痛い。喉に何かが起こっているのではと思い、私は耳鼻咽喉科へ行くことにした。
M先生のことを信頼していない訳ではないが、喉のことを調べる機械を持っているのは耳鼻咽喉科だと思ったから。
耳鼻科の先生は、診察後、喉はどうもなっていないと。
で、この場合はかかっているM先生を再受診して「喉が痛い」というべきだと少々、怒られた。

ひどい咳といえば、気管支や肺系の病気だと思いこんでしまうけど、消化器系の病気だった。

②下肢静脈瘤

その「逆流性食道炎」の診断を受けた日の夜8時頃に、突然、左足のくるぶしの当たりが痒くなった。蚊にやられたか?と思ったけど、部屋にはいないようだ。

少しすると、足首がメッチャ痒くなってきた。
あまりに痒いので、掻くと内出血みたいになって、足首周り10㎝程が赤くなり腫れてきた。

突然、何かにカブレたかんじ。
洗濯物に蛾とか毛虫の毛がついていてそれにカブレたんだと思ったが、夜なので、どうしようもない。
その晩はあまりの痒さで眠れなかった。患部は熱をもって腫れてきた。

これは皮膚科だろう、と思って医院に行った。

私の左足をじっくりと見た先生が、
「うっ滞性皮膚炎(うったいせいひふえん)ですね」と宣った。

うっ…うったい…うったいせい??って何?
と聞きなれない単語が頭をぐるぐる回る。
あとで検索したいので、覚えるのに必死。


長時間、立ったままとか座ったままの人がなるんです。
寝る時には足を上にあげて寝る方がいいですよ。

と言うだけ。


治るんですか?の問いには、
塗り薬を出すからそれを塗ったら、治るでしょう。
でもまたなりますよ。

と言うだけだった。

帰宅後、ネット検索を進めていくと、どうも「下肢静脈瘤」の人がなるらしい。あの脚に血管がボコボコ浮いてるやつ。

【余談】
この症状に関してのもっと深いことは何も教えてくれなかった。
先生の口からは「下肢静脈瘤」や「血管外科」という言葉は出てこなかった。

確かに年相応に静脈は浮いてきていたが、そんなに気になるほどではない。
でも最近、こむら返りがよく起こるなとは思っていた。

「下肢静脈瘤」は静脈の弁が正常に機能せず、血液が逆流してしまうため、血管が拡張し、腫れ上がる。放置すると、血栓や潰瘍などの合併症を引き起こす可能性がある。管轄は「血管外科」。

そんなに重篤な病気ではないらしいが、皮膚の炎症を繰り返す場合、なかなか「血管外科」とは結び付かず、知らずに放っておくことになる。
外部の原因ではないので、内部から治さないと治らない。

やっぱり、専門医に見てもらって、手術の要否を仰ごうと思った。
必死に探したら、わりと近いところに評判のいい病院があった。

次の日電話すると、2日後に先生が急に空いた時間があったので予約を入れてくれた。
そこから3週間後に手術の日がすぐに決まり、トントンと事が運んだ。

日帰り手術は30分ほどで終わり、翌日おとなしくしていただけで、すぐに日常生活に戻れた。

皮膚のカブレ(皮膚科)だと思ったら、静脈(血管外科)が原因だったという思いもつかない着地点。


結局、私は2か月で5ヶ所の病院へ行くことになった。
好んでドクターショッピングをしたのではないんだけど、病院を選ぶのも大変だった。診療科によって分断されているので、素人の場合、何科へ行ったいいのかさえ分からない。

もうしばらくは病院のお世話にはなりたくないと思う。

#逆流性食道炎
#下肢静脈瘤
#うっ滞性皮膚炎
#ドクターショッピング



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