「光と闇の行方」9月3日(木)の日記

・今日はずっと家にこもってゲームなり映画なりドラマなりを鑑賞していたのでその感想をつらつらと書いていきます。

・ネタバレは全開です。よろしゅう。


『龍が如く7 光と闇の行方』

・前からちょろちょろプレイしていると言ってはいたけれど、今日ついにクリアした。

・このゲームはヤクザゲームこと『龍が如く』シリーズの最新作で、ドラクエ的なコマンドRPGに転身した意欲作である。自分は過去に『0』をプレイしていたので、脚本が同じ本作にはずいぶん期待していたのだが、予想を遙かに上回るスケールで話が、しかもテンポ良く進んでいくので驚いた。

・本作はどん底まで落ちた元極道・春日一番(かすが いちばん)を主人公として、横浜の一角・異人町から仲間を集め、這い上がっていく物語となっている。

・いや~こういう「いったんどん底まで行った後に這い上がっていく」ヤツ好きなんだよな。「ジョーカー」とかもそういう理由で好き。ラストで春日も言っていたけど、どん底まで行って地に足着いて、見上げれば希望が待ってるんだよな…。いい言葉だわ。

・ストーリーも熱い展開が多くて本当に楽しい。毎章ラストの引きに引っ張られてついつい次の章に進んでしまう。話も無理なくかつ納得できるようにちゃんと違和感を伏線へ昇華してくれているのがホントに嬉しい。なぜ最初、赤ん坊を入れたコインロッカーに鍵を閉めたのか?とかちゃんと説明してくれたのホントに嬉しかった。

・それから立ちはだかる伝説の極道達。この人たちが本当に強かった。真島&冴島コンビとの対決は2回くらいコンティニューしたし、桐生との対決ではレベルが足りなくて全然歯が立たなかった。でも伝説の極道だしね…。そんなあっさりやられても拍子抜けだもんね…。こっちは主人公とはいえ過去作の主人公達相手に楽々勝てるわけないよね。それこそ経験値の差があるからね。

・でも桐生のスタイル変化が『0』準拠だったのはすごい嬉しかったなぁ。無からドラム缶生成して殴りかかってきたときはビックリしたけど。

・荒川組若頭補佐の3人もキャラが強かったし、なんとなくラスボスは天童だろうなと思ってたら天童だった。ただコイツも強かった。天童はHPを半分まで削ると行動が変化し、「龍の舞」「神の右」「悪魔の左」のいずれかを使用してくる。「龍の舞」「悪魔の左」はまだ若干威力の高い攻撃で済んでいるのだが、「神の右」はジャストガードに失敗すると即死するため、これが来ませんよーにと願うことしかできなかった。このゲームは主人公がやられると強制的にゲームオーバーであるため、HP0になっても復活するスキルで保険をかけておかないと問答無用でゲームオーバーとなる。

・一応上記の3種の技は1ターン準備に消費するという特性があるのだが、ラスボス特有の複数回行動によってあっさり殴り殺される可能性もなくはない。アーメン。


・ラスボス戦後、青木遼、そして荒川真斗との最終決戦が訪れる。青木遼との戦いでは、青木側は都知事であることを利用して次々に部下を送り込み、対する春日も仲間達と共にそれを打ち倒す。そして追い詰められた青木遼は銃を捨て、荒川真斗として対峙することになる。一番も真斗もどちらも1人、素手での対決である。

・ここまで徹底して真斗と一番は対比して描かれてきていた。親もおらず子どもの頃はテレビゲームばかりしていて、荒川真澄を「親っさん」と慕う一番。親はいるが足が不自由で、金でしか人を動かせない真斗。その後も異人町で仲間を増やしていく一番に対し、真斗は用済みとなった者や少しでも障害になると感じた人間を次々に消していく。父親であるはずの荒川真澄や、一番にとっての恩人である星野会長、そして真の父親かもしれない沢代さえも、少しの情もなく消していく。

・42年前の大晦日に、同じコインロッカーで取り違えられ別々の道を歩むはずだった2人の運命は交差し、そして互いが互いを止めるためにミレニアムタワーの頂上で激突する。

・このときの春日の素手の説明文、めちゃくちゃかっこいいからこれを見た人は見てみてください。こういうフレーバーテキストが心によう沁みよるわ。

・結局真斗は一番に敗北したものの警官と盾にして逃走する。そして行き着いた場所が、あのコインロッカー。春日もそのことを分かっていたのか先回りして、必死に真斗を説得する。真斗は家族なんだと。最後にようやく絆された真斗だったが、ブリーチジャパンの久米に刺され死亡する。

・いや~ここめっちゃ良かったですね。一番が真斗を抱きかかえて走るシーンが一番最初の荒川真澄のシーンと対になってるんですね。こういうの好きですね。オタク対になってるの大好きなので。


・ラストは、荒川親子の葬儀場にて。近江連合が解散したことにより行き場を失った極道達を救うべく大吾と勝が警備会社を立ち上げ、一番も来ないかと呼びかけられるものの、一番はこれを断る。曰く、「異人町にはかけがえのない仲間もいる、だから俺はここで親っさんの意志を継ぎたい」とのこと。そして葬儀場からでた一番にこれまで出会った仲間達が…。

・そして川を眺めながら、真斗の最後の言葉を思い出す。「一番、生きてくれ…」その言葉を胸に、物語は幕を閉じる。


・最高~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

・面白すぎか?とにかく話が気になってどんどん進めてしまった作品ですね。これは満足度90%越え間違いなしですわ。

・過去作をやっているとさらに面白いのだろうけど、この作品からでも面白いのがグッド。多分『0』『極』『極2』あたりをやってるとさらに面白いと思う。事実『0』の要素はわりとチラホラ見受けられるので。

・正直こんな面白いとは思ってなかったので、また別のシリーズ買おうか悩んでしまう。次にやるとしたら『極』か『ジャッジアイズ』になるでしょう。


・龍が如く7の感想書いてたらこんな時間になってたので続きはまた今度にします。

・おやすみなさい!!!!!!!!!!!!!!!!

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