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【パクさんをおいかけてしまった】vs.レノファ山口:"狂いたまえ"【リーグ112試合目】





湯田温泉からこんにちわ。今週の「パクさんをおいかけたい」は「おいかけてしまったのコーナー」です。要するに絵日記です。

湯田温泉へは山口宇部空港から直接バスでいけますが、本数が少ないので気を付けましょう。バスがない便だと気が付かないまま券をとってしまい、JR草江駅から世界の車窓からみたいな旅程になりました。これはこれで旅情があり良かったです。


傷を癒やす白狐をきっかけに温泉を見つけたのだというすっごーいな伝説によりきつねのシンボルが広く分布しています。カワイイネ🐺


JR湯田温泉駅からほど近い観光案内所兼足湯カフェ「狐の足あと」より。足湯の概念を鈍器で殴る instagenic space.



源泉かけ流しであっという間にのぼせます(サービスショット)



DAZNが視聴できる程度のwifiも飛んでおり足湯に浸かりながらノマド的な何かやオシャンティなドリンクが飲める....日本酒飲み比べセットとかもある.....なんたる退廃的温浴施設…総括…自己批判せよ…(200円で入れます)


中原中也の詩とか萩焼とか見てたらそのまま夜まで過ごしかけてあぶないので急いでスタジアムへ。totoとか当てて休暇のやりくりを考えないで済みたい人生だった

シャトルバスの他、県道沿いなので路線バスや自転車等でもわかり易いでしょう。足湯冷ましに30分程度歩いて向かいました。


スタジアムの外観は何か釣ってあるやつでめちゃめちゃ格好いい



着いた途端レノ丸君が暑気払いをしているところに偶然エンカウントできました。



この日は暑かった(なお日が沈むと寒かった模様)のでやたらと塩レモンキャンディやうちわをいただきました。うちわの印刷が上野監督なのは致し方ない...



スタグルはいろいろありましたが



地元のごぼうという言葉に惹かれごぼう天。噛むほどに旨い。やさしい出汁を吸ってさらに旨い



じゃがいもと油とマリアージュするともはや暴力と言った趣。ごぼう最高。俺たちのごぼう、俺たちの誇り。



マスコット旗があるのはヴィヴィさんもそうですがマスコットステイタスのひとつですかね。バス待ちにて。



PRIDE of 中四国コーナー岡山サポーター限定特産品抽選会。



あたたかみ....。来年のPRIDE of 中四国が楽しみだな...山口残ってね



ところかわって。



岡山県の観光PRステージの余興にて。ファジ丸先生と岡山県のマスコットコンビ(桃太郎と鬼がモティーフ)のじゃんけん大会です。



レノ丸君のふえぇ...ぶりとは対照的にファジ丸先生はアグレッシブでした。女の子には頭ぽんが挨拶のようです。鳥マスコットはだいたいみなイケメンムーブをする印象あるな。等身が高めになるせいだろうか。



途中からレノ丸君も参戦。



ありがとうございました。



颯爽と女の子を抱いてはけるファジ丸先生であった。(誇張)



たのしんだのでスタジアムへ。




屋根があるのは良いスタジアムだ。




当然のんだよね。



メインスタンドはチケット点検があるのはどこもそうですが選手が注意喚起するのははじめて見たかもしれない。和みますね。メッセージが自筆ぽいのも良い。



"諸君、狂いたまえ"は明治維新の礎としてもっとも著名な人物の一人である吉田松陰の名言の一つ。レノファ山口のスローガンとしてもスタジアム、駅、観光地と至るところに張られています。


かくすれば かくなることと知りつつも やむにやまれぬ 大和魂   ―吉田松陰      



"やむにやまれぬ"....どうしようもなくそうせざるをえない...そういうものに身を捧げ、志を立て、その実現に向け一心に行動せよというのが吉田松陰の思想の根幹を為しています。

過激なようにも思える松蔭の言葉ですが、苛烈なのは思想に関するもののみであり、孟子の言葉「至誠にして動かざる者は、未だ之有らざるなり」から引用した「至誠」をモットーとしていました。

"やむにやまれぬ"行動力は誠心誠意であるからこそ、ということですね。そういう人でなければ一廉の人物にはなれないものなのでしょう。プロのアスリートもその一人ですね。山口のゴール裏にも張ってある言葉ですが、いい言葉です。悔い改めます。


このやむにやまれぬというものを見つけつると人間は強くなる、どうにもしようがなくなるのです。たとえば芸術家などがやむにやまれぬものにふれたら貧乏なんてどうでもいいということになる。ある彫刻家なら彫刻、絵なら絵そのものに自分の命をなげかけて生きて行こうとする、それは実にやむにやまれぬ芸術心なのです。学問だって同じことです。学問の世界に自分の身をなげかけて行く人は、やむにやまれぬものとしてやっていけるのです。
 商売人は商売人で、実業家は実業家で、会社員は会社員で、その他あらゆる職業の人が何らかの形でやむにやまれぬものを見つける、そういうことがあると、そこから人生は一回転をすると思う。それは裏返していえば、使命感というものが自分のものになることであります


―玖村敏雄「吉田松陰の思想と人生」から




というわけで弊ブログの"やむにやまれぬ"パクさんはリーグ112試合目を迎えました。ご賢察の通り今すごいうまいこと言ってやったって顔をしてます。



岡山側。山口よりも声が出ていた時間も少なくなかった。特に終盤は絶対死守と更にボルテージがあがり、メイン側の岡山サポーターからも拍手や声援が飛び始めたのは心地よかったです。自然と声がでちゃうね。




試合に関して。山口はマジョール監督の初陣とあって不気味でしたが、開始早々セットプレー守備の混乱をついて先制に成功しました。パクさんはワイドの選手としては意外と大きい方なのでセットプレーのターゲットとして競り勝ちがちというのが今季の始めての発見でしたが、今回もそれが活きた形。ファーからニアになだれ込むやつが今節は何度も綺麗に決まっていました。

その後20分くらいまで山口の守備が混乱しており岡山の3トップも縦に横にとボールに触れてパクさんも大活躍であったので2点目が欲しかったですが、岡山も精度を欠いてしまいました。山口が三幸をフリーにしてサイドチェンジをぶん回す方策で活路を見出してポゼッションを高めていくと岡山の守勢が続くことに。小野瀬の突破がめっちゃこわかったですが、裏のケアが抜群に良かった一森さんに救われ事なきを得ました。





後半開始時のハイプレスで再びペースを取り戻した岡山でしたが、石毛のインスイングの鋭いキックやかたやませんしゅのロングスローからのセットプレーの連打もパクさんのビューティークロスもなかなかゴールに結びつかず。

山口は途中投入の清永のドリブルで岡山を押し下げ三幸がバイタルエリアに侵入できてくると一気に同点の機運に。岡山は赤嶺さんを復帰させやりかえし試合は熱気を増していきました。





最終盤は山口の猛攻になりましたが中央での数的な不利だけは避け耐え続けた岡山がなんとか2連勝。パクさんも5枚の守備のひとりとしてサイドチェンジやクロスをうまく弾きましたし、こぼれ球のシュートを防ぐ反応もよく身体を張れていました。サイドチェンジや中央でのフリックとそのセカンドボールは相当チームとして警戒していた形だったのでしょう。守備で迷いがなかったパクさんは久しぶりだな...w



勝ったあとの風呂…言葉は要らない




月曜に備えるためお店などはいきませんでしたがお酒も最高でした。スーパーのお惣菜の時点で魚や長州どりがすげえうまかったので次回の宿題とかにします。住みたい。





願わくばゆっくり湯街を楽しみたい人生だった....totoとか当ててまたきます...


では。