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【MDC水戸サミット】水戸ホーリーホックvs.ファジアーノ岡山(J2第14節)

みんな!元気かな!おじさんはGW明けたらいきなり梅雨っぽくて低気圧で心がジェノサイドだよ!だから今日もむっくんをめがけて来たよ!

というわけで歌のお兄さんてきなテンションでお送りしております「椋原健太さんをダシに旅行にいきたい」のコーナーですが、今回は水戸ホーリーホックのホームスタジアム「ケーズデンキスタジアム」におじゃましました。特急ひたちは席ごとにコンセントがあるので貴族の乗り物だと思います。

このスタジアムはメインスタンドの屋根がちょうかっこいい。試合終盤は豪雨だったのですが、屋根がどこまでカバーしていたか記憶が曖昧だったので一応持ってきた着替えやビニールも全く必要なく観戦できました。スマートフォン依存症なので濡れないのは大変ありがたかったです。

スタグルも脳にダイレクトに旨味を主張してくるメンツが目白押しで”西野ジャパン”ばりに悩ましい。注文があるごとにその場で焼いてタレに閉じ込めていた豚ロース丼。どう見てもうまそう(うまかった)

この日はホームタウンデーということで招待された方々がピッチに並んでいました。あいにくの天候でしたがセレモニーは無事行えてよかった。

なお…

4回くらい間違えたまま呼んでた…つっこんでやれよ…w

まあ明らかに「農業の盛んな地域のご高齢な方」という節回しで話してらしたので「アントラーズ」を知ってるだけJリーグ捨てたもんじゃねえな…(フォローになるのかな)

試合に関して。岡山はCBの?メンバーが?入れ替わってるー?!という福岡戦と同じ状況が続いていました。むっくんがストッパーで、リベロは元々インサイドハーフでセカンドボール絶対取るマンだった塚川君。濱田出場停止の一時しのぎだと思っていたのですが、のっぴきならない状況なのでしょうか。ともあれ、福岡戦でウイングの守備位置を指導したりクロス攻勢に身体を張り続けたむっくんはかなりレアで今回生で見られて嬉しい。

対する水戸も、最前線でけん引したバイアーノ(負傷)と岸本(累積警告)が離脱。前線のメンバーはフレッシュな顔ぶれになっていましたが、これが完璧にドはまり。4-4-1-1の布陣で配球役の上田康太とセカンドボールを決定機につなげる伊藤大介を徹底マーク(伊藤涼太郎はゴールで目立ちましたが上田の徹底マークでも実に存在感を発揮していました)

岡山自陣深くからリカルドへのロングボールに攻撃を制限することで、最前線の宮本と左ワイドの木村が中央に絞って引き付けたスペースを右ワイドの田中の飛び出しと中央の伊藤涼がドリブルで突破するシステマティックな高速攻撃を繰り返していました。

奪った直後のリカルドへのボールを準備万端跳ね返され先制被弾、目先を変えようと伊藤大介が下がって受けようとするもDFラインとの連動を欠きショートカウンターでまた被弾、直後のキックオフから3点目と、ウイングを含めて急造のDFラインが息つく暇もなく不利な状態に晒されてはひとたまりもありません、、という状況になってしまいました。

もちろんメンバー構成上いつもやっているサッカーとは無理があったということもあるでしょうが、個々の局面で見れば左サイドのタイマン勝負は三村に分があったので、ピッチ内修正としてそこを使ってくれるとうまくいったかもしれません。いずれにせよ水戸の想定通りの攻め筋に終始してしまったことで身動きがとれなくなってしまって残念でした。

逆に言えば水戸は前線のメンバー変更、初起用の選手がいくらか居たにもかかわらず攻守に優れた連携を披露していたということで...序盤に盛り上がってた長谷部監督評確かに正しかった。再現性の化身…(ピピ並感)

なす術もなく前半終了。このスタジアムのメインスタンドのいいところは引き上げてくる選手がすぐそこに見えることです。流石に一様に険しい表情でしたが、こういう時に率先して何かしら話し合っている選手を見られて良かった。

試合としては完全に機能不全で”死んで”しまっていましたので残り45分で水戸の岡山攻略法を打ち破れるか注目。

後半はジェット風船を飛ばしてスタート。野球のこのノリわりとすきです。

わあい。

後半はほぼほぼ連携が皆無であった関戸とむっくんの右サイドが役割変更。むっくんがSB的にせりあがり関戸がカットインすることで水戸の守備秩序に変更を迫っていきます。関戸につられて空いた大外から三村のシュートはGK本間のビッグセーブ、関戸自身のミドルはポストを直撃と、確実に効果を上げてはいましたが、水戸の8人以上がPAに密集する隊形によってなかなかシュートは打てず。

そこで岡山は赤嶺、斎藤を投入して個の局面で打開を図りますが、それによって水戸の2トップまでもサイドに引いて守ることで岡山のサイド優勢が消え、放り込む岡山・FWに2人3人密着させしのぐ水戸という構図に膠着してしまいました。三村vs浜崎の左サイドは優位であったのでえぐってのマイナスのボール、というチョイスも出てきていたのですが、あまりにも密集し過ぎておりなかなか有効打にならず…

雨がだんだんと激しくなり、両者切り替えが追いつかなかったりミスが増えてきたことで間延びしていき、岡山は仲間、水戸は黒川を投入することでお互いにカウンターを刺そうということになりますが、スリッピーなピッチと両者の意地ともいえる守備でスコアは動かず試合終了となりました。ハーフタイムに設定していた目当てについても芳しくなく、意義を見いだしづらい試合になってしまいました。

岡山は苦しい台所事情そのままの苦しい内容で勝ち点の積み上げが停滞してしまいました。首位の大分との勝ち点差は5に。水戸は3連敗だったそうですが、それを払しょくする会心の内容でやはりJ2は恐ろしいと体感させる試合になりました。茨城町長ではないですが、鹿島アントラーズばりに2列目の3人が調和していましたね…

むっくんは今節は前節とは異なりクロス爆撃ではなく、2列目流動攻撃の地上戦であったことが難しかった内容。よく声を出し、身体を投げ出し、なんとかチームを機能させようという意気込みは痛いほど伝わりましたが、ウイングの関戸さんがあっと言う間に木村のシャドウ仕事と左SBのオーバーラップで打ち抜かれてしまいそこに伊藤涼太郎が流れてきたりムチムチなワントップの宮本がぶつかってくるので難しい判断を強いられ続けました。(もちろん関戸さんはリカルドへのセカンドボールで中盤が競り負けている煽りを受けて孤立したのでこれもチーム全体の問題であります)

攻撃面においてもやはりSBの選手だなあという直線的な上がり下がりで、4-4-2の守備ブロックを崩す一番有効なポジションであるハーフスペースに何度も侵入できていたものの、そこからの展開では愚直なクロスか自らも密集に飛び込むしかなかったので残念でした。関戸さんと入れ替わった時が一番いいチャンスになっていたので、もっと増やしたかったですし、完全に引きこもられる前に仕留めておきたかった。残念無念ではありましたが、むっくんと関戸健二さんのコンビネーションはサッカー的にも顔面偏差値的にも非常に高揚いたしましたので、今度チャンスがあるならばうまくいってほしいところです。

帰りもしとど雨が降り続け身も心も冷たさ...。おじさんはただ見ているだけなのでラーメンを食べて元気になりましたが、チームにもサポーターにもダメージの大きい日になってしまったことでしょう。回復して巻き返したいところですね。とりあえず塚川君を中盤に置ければもう少しなんとかなるのではないかという気はします。

それでは