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軟こうとクリームの違い、教えます!

 軟膏とクリームの違い、少しベトベトするのが「軟膏」、サラッとしているのが「クリーム」と思っていませんか? その感覚、ほぼ正解です。
 例えば、薬局で「ロコイド軟こう 0.1%、又はロコイドクリーム 0.1%」をもらう事があった際に、軟こう(クリーム)1gを肌に塗った場合、肌に働く有効成分の量(主薬)は、1gではありません。1mgです。
゛えっ~゛と思う方、「0.1%」に注目して下さい。即ち、1g=1,000mg この 0.1% ですから 1,000mg×1/1000=1mgとなります。残りの大部分は、゛基剤゛と呼ばれるもので、主薬を皮膚に浸透させる役割する添加剤で、種類により使い心地(塗り心地)に違いが生まれます。
●軟膏の基剤:ワセリンなどの油性(水に溶けにくい)基剤をベースにしたもので、保湿力が高く、皮膚を保護する効果があります。クリームに比べるとベタつきが強く感じます。
クリームの基剤:油性のワセリンにグリセリンや水などをプラス、比較的水に溶けやすくしてあります。サラッとなめらか、伸びがよく、ベタつきが少なく感じます。
 塗る量、特に指示が無い場合は、少し多すぎかなと思うくらいで、軟こうの場合は、横から見て少し光る程度です。

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