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知ってたらお得。ジェネリック医薬品って、どんな薬か勉強しましょう!

 皆さんは風邪や花粉症になると受診後に薬をもらいますが、わが国の医療費はどれ位の金額、薬はどれ位の種類があるのか、ご存じですか?
 医療費は、なんと年間で約45兆円、そのうち薬剤費(薬にかかる費用)は、約10兆円と年々増加しています。高齢者数がピークとなる2040年頃には67兆円の見通しで、どう負担し合うのかが大きな課題となっています。
 さて、医薬品には、最初に発売された薬(先発医薬品)と有効成分・品質・効き目が同じ「後発医薬品」があります。約14,000種類ある医薬品の
うち、「後発医薬品」は約10,900種類。欧米では「後発医薬品」を一般名(ジェネリック:Generic Name)で処方されることから、「ジェネリック医薬品」とも呼ばれています。
 「ジェネリック医薬品」は、先発医薬品の特許が切れた後に販売される薬で、先発医薬品と同じ有効成分・品質・効き目・安全性を持つ薬です。
先発品の開発費用は、数百億〜数千億円ですが、「ジェネリック医薬品」の開発コストは数億円程度、開発コストを省ける分、薬の価格を安く提供することができます。 例えば、花粉症薬であるアレグラ錠60mgは1錠当り36.3円ですが、「ジェネリック医薬品」では10.9~23.5円です。

 「ジェネリック医薬品」に係るQAを示します。
Q1先発医薬品と「ジェネリック医薬品」の効果は同じですか?
A1:「ジェネリック医薬品」の有効成分は同じですが、添加物や製法が異なります。その違いが、薬の効き方などに微妙に現れることもありますが、厚労省の審査で効き目は同等であると認められています。

Q2「ジェネリック医薬品」の価格が、色々とあるのは何故ですか?
A2:最初に発売される「ジェネリック医薬品」の価格は、先発品の価格(薬価)×0.5~0.6したものになります。その後に発売された「ジェネリック医薬品」は、更に低い薬価となる為に幅で出来ます。
薬代は大幅に減ります

Q3オーソライズド・ジェネリック(AG)がありますが、これは「ジェネリック医薬品」と何が違いますか?
A3:オーソライズド・ジェネリックは、Authorized(認められた)ジェネリック薬品です。このAGは、先発品を開発した会社からは権利を譲り受けて、他の会社が作ったジェネリック薬品ですが、有効成分・添加物・製法、製品によっては、工場まで同じものがあります。もちろんジェネリックなので、薬価は安くなります。ある意味、安心・お得な薬です。

Q4「ジェネリック医薬品」にしてもらうには、どうすればいいですか?
A4:かかりつけの医師や薬剤師に相談して下さい。いつも何種類かの薬をもらっている場合、全部を変えなくても、1種類だけの変更も出来ます💊


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