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NIKKE研究各論(8) 海の中にはキケンがいっぱい!?

 資源探索とはいえ、リゾート地へとやってきた指揮官一同。浮かれっぱなしですが、指揮官は相変わらずケガをしてしまう。なんと、ウニを踏んづけたようだ!そこから寝込んでしまうが…

日常用、戦闘用に続く第3の医療用ボディ!

 ウニって毒があんの?と思われる方もおられよう。答えはYES。タンパク質毒を持っているものがあり、ガンガゼの棘は長く折れやすいので注意したい。また、ラッパウニなどは棘ではないが叉棘に毒性があるので見た目がキレイだからといって素手で触らないことだ。

 ウニだけではない。海の生き物は多様な毒を持っている

 おやおや、ネオンちゃん(と指揮官)が生魚を食べようとしていますよ。怖いもの知らずですね。

確かに刺身は美味しいが、一旦冷凍保存して解凍しているやつをカットすることもある。

 生魚で怖いのが食中毒と寄生虫だ。生魚だと特に腸炎ビブリオ菌に注意が必要である。潜伏期間は6〜12時間で嘔吐と下痢、腹痛に見舞われる。
 また、熱帯産の魚介類などはシガトキシンからなるシガテラ毒にも要注意。こいつは熱を加えても毒素が消えないので危険だ。

言わんこっちゃない。というかニケも食中毒にかかるのってどうなのか?


 寄生虫では特に、アニサキスはよく名前を聞くのではなかろうか?アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生し、食べると胃壁や腸壁に取り付いてめちゃくちゃ痛くするのである。さいわい、目で見て分かるくらいの大きさではあるので、キチンと除去することは出来なくもない。素人は大人しく煮炊きする方が無難だ。

 また、毒を持つ魚として有名なものがフグである。その身は非常に美味しいことで知られるが、身体中に猛毒のテトロドトキシンを持っており、専門の免許を持った者が調理したものでなければ食べてはいけない。テトロドトキシンに当たると、気持ち悪くなり嘔吐が起こり、口の周りの筋肉が痺れてくる。重症だと血圧が下がり意識もハッキリしなくなり呼吸困難に陥る。テトロドトキシンには解毒薬がないので、半日程度持ち堪えられるよう対症療法を施すしかない。

 なんかこれニケと関係なくない?とお思いの読者諸兄もおられよう。筆者もここまで書いてようやく思い至った。書いていることはほぼ『毒物雑学事典』とかのパクリだし…まだだ…生き物特集にすればいいのだ…

 海の毒持ち生命体として有名なのがクラゲである。フワフワと浮かんでいるのを観ているのはいいのだが、一緒の海にいるときは触手に刺されない様に気をつけよう。特にカツオノエボシは10〜20メートルもの触手を持ち、刺されるとショック症状に陥るほど痛い!
 イソギンチャクもクラゲと同じく触手に毒を持つ。主に共生している人気の熱帯魚、クマノミにかわいーねーと近寄りすぎると刺されるかも!?
 貝ならば安全だろうと思っているなら、考えを改めた方が良い。貝にもプランクトン由来の毒素を持つものがあり、サキシトキシンやスルガトキシンが知られる。中毒症状はテトロドトキシンに似ているそうな。牡蠣は腸炎ビブリオ菌などのほかノロウイルスを持っている場合がある。また、アンボイナガイは歯舌を飛ばして毒を注入してくる。イモガイ類の毒であるコノトキシンはアンボイナガイは特に強く、刺されると最悪死に至るほどだ。
 イージス部隊のアンカーはよくヘルムにヒトデを投げつけているが、ヒトデにも有毒なものがいる。昨今地球温暖化のせいか日本でも増加してきてサンゴを食い荒らしているオニヒトデもトゲに毒があり、アナフィラキシーショックで死ぬこともある。ちなみにサンゴにも毒があるが、それよりも装飾品としての方が有名だろう。

ヒトデを人やニケに投げつけてはいけない。

 基本的に毒は持たないが、脅威になりがちなのは甲殻類。ヤシガニは作画崩壊で一部に有名だが、指を鋏に挟まれると最悪切断に至る。蝦蛄しゃこは強力な捕脚パンチの一撃で有名だ。なお、スベスベマンジュウガニやウモレオウギガニは上記のテトロドトキシンやサキシトキシンなどを保有している有毒ガニで、食べてはいけない。
 意外と多かった危険な海の生物。他にもウミヘビとかいるのだが、とりあえずここらへんで打ち止めにしよう。夏の開放的な勢いに身を任せすぎて油断しない様に!

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