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NIKKE研究各論(26)ノーカラテ、ノーニケ、ノーニンジャ
以前はこちらがメインコンテンツだったのに、今や小説の方が(時間がかかる関係上)メインになるとはいやはや。こちらもコツコツとやっていこう。
新年イベントとして、紅蓮の過去話をやっているのだが、彼女は近接戦闘用にカスタマイズされたニケの部隊にいた。ところが、ラプチャーは近接戦闘に対して優位であったため廃れたという当初の話とは違って割と善戦しているのだ。それどころか、後年でもヘレティック相手にラピが格闘戦を繰り広げたりしている。
今回は白兵戦距離に於ける戦闘技術や精神面の影響について調べていこうと思う。
そもそも紅蓮達の部隊はどのような末路を歩んだかというと、部隊員10名のうち、戦死またはそれに準ずる者は3名、思考転換によって処断された者が1名である。残りは隊長でかつ紅蓮の姉である薔花が起こした内紛で、紅蓮を除いて丸ごと死亡してしまっている。アレ……? ラプチャーあんまり関係なくない?
しかもこの部隊はある目的の為に極端なまでに補給や支援を絞られている状態である。十分強いじゃないの。
結局、この部隊の評価は正当になされなかったせいでラプチャーへの白兵戦はNGみたいになってしまったが、その分ラプチャーは白兵戦への対処法をろくに学習することが出来ないまま、紅蓮の力量だけが跳ね上がってどうにもならない天敵レベルに達している感がある。
距離について考えてみよう。みんな大好き『戦争における「人殺し」の心理学』 では各々の距離をこう言う。
ここでいう〈長距離〉とは、敵を目視することはできても、狙撃銃、対戦車ミサイル、戦車の火砲などの特殊な武器を使わなければ殺せないという距離である。
中距離とは、敵を目視でき、ライフルで交戦することもできるが、自分の与えた傷の程度は見えず、命中したときの犠牲者の声を聞いたり表情を見たりすることはできない距離を言う。
飛び道具による殺人はすべて近距離殺人に含まれる。距離としては直射距離から中距離まで。近距離の重要な要因は、殺人者の責任が明白で否定しようがないということだ。
飛び道具以外の武器、たとえば銃剣や槍などを使う物理的距離では、その物理的関係に付随して重要な要因がふたつ関わってくる。
まず第一に理解しなければならないのは、同じ刃物を使うにしても、離れて使える武器のほうが心理的に殺人は容易であり、相手に近づくほど困難になるということだ。(中略)
距離関係に付随するもうひとつの要因は、刃物を突き出すのは難しいということだ。払ったり振り下ろしたりするほうがはるかに簡単なのである。(以下略)
格闘距離では、殺人に対する本能的な抵抗感は最大に達する。人類は、同種の生物を殺すことに本能的な抵抗感をもたない唯一の高等動物である--そう主張する研究者もいるが、空手の上級者ならまずそんなことは言わないだろう。
勿論、ニケの場合はNIMPHによる心理的な統制が存在しているし、ラプチャーは人間ではないのでこの限りではないのだが、参考程度にはなる。紅蓮達も白兵戦による精神的な重圧が思考転換を引き起こしやすいと認識している。
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次に格闘について考えよう。ここではミルクちゃんにレクチャーしてもらうとしよう。
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ここまででわかる(?)ことは、格闘技は未だアークに息づいていること、一応軍隊式の銃を使った近接戦闘術は健在であるということだ。
また、武器と素手格闘では圧倒的に武器のほうが有利である。俗に言う、剣道三倍段というやつだ。
そして、この格闘は主に人間体の相手によってはよく行われる。アナキオール相手にドロシーは見事なイナズマキックをかまし、レッドフードはゼロ距離射撃で仕留めている。
ラピもレッドフードの力を使ってグーパンしている。この辺はほとんど忍殺とかと同じノリである。カラテだ!カラテあるのみ!
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NIKKEというゲームはガンシューティングがメインだが、人型サイボーグというのだから、銃撃戦以外にも殴ったり蹴ったりしたってなんら問題ないのである。
なので「どの口が!」と罵りながらストンピングかましてもいいんですよ?(そういえば、アニスもプチ踏み回してましたね。)
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