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NIKKE研究各論(7) スイマーよ!!

夏だ!水着だ!と新イベントが始まった!だが、我々は思い出さなくてはいけない、ニケは重いので泳げないんだという事を。

イージス部隊のマストとアンカー。『艦隊これくしょん』や『アズールレーン』のキャラクターにあらず。

 研究を進めていると、どんどんターミネーターのメカメカしいスケルトン姿から外れていくが、ニケは基本的に人より重い。そのため、イージス部隊員以外で泳ぐことはほぼ不可能。せいぜいビニールプールで遊ぶのが関の山だろう。なので、今回は泳ぐことについて調べたい。
 人間も含めてほとんど全ての生命体は海から生まれたので、泳ぐことはそう難しいことではない。だが、それは浮くことができればの話。アルキメデスは、風呂に入ってお湯が溢れ出たのを見て、「水の中に物体入れたらその分押しのけるじゃん!でも待てよ?金属によってはバラツキがあるから(密度が違う)…これって王冠の混ぜ物話にも利用出来なくね?」と浮力を発見したのだ。水の比重が1とすると人間の比重は0.98である。空気を吸えば、人体は2%はどこかしら浮くことができる。詳しくは下記参照のこと。



 ニケは重いし機械部分もあるので比重が水を超えるものと思われ、それ故に泳げないのだろう。ヘルムが水泳する話で、フォルクヴァンが競争するというが、それはプールの底に沈んでから走るというものだった。せめて水の上を走れよ!

水の抵抗力は空気のそれと比較しておよそ1000倍!公平と言うにはあまりにデカい。

 ならどうしてヘルム達イージス部隊は泳げるのか?泳ぎ方はどうなのか?これは水泳用ボディの機能によるものなのだが、我々重いものを身につけていても泳ぐ方法を知っている。古式泳法だ!
 日本の古式泳法は、立ち泳ぎで射撃したり鎧を着たまま泳ぐことも想定しているのでイメージとしてもピッタリだ。
 ちなみに下記では基本的な立ち泳ぎの方法を教えてくれる。


 泳ぐといっても、オリンピック競泳の四泳法が出揃ったのはそう昔のことではなく、泳ぐために必要な要素は陸上のものと大幅に違う。未だ研究の余地を残しているというのはすごいことである。

 ここで、またもアルキメデス的なひらめきが!「沈むのなら浮かぶものを使えばいいじゃない?」浮き輪やビート板など浮力を持った道具は有効だ。浮き袋はかれこれ紀元前2千年くらいからの歴史があり、羊の皮を使って作られた。未だパキスタンでは「ジャーラ」という名前で残っているそうな。

こんなこともあろうかと…(ただし人間用の飾り)
メカ犬のボルトにも救命胴衣。


 また、死海で海水浴(湖なので湖水浴か?)している人々がめちゃくちゃ浮かんでいる画像を見たことはないだろうか?これは死海の湖水の塩分が濃いおかげ。海水の10倍の塩分濃度が比重と浮力を生むのである。

 結論としては、補助具を使い、水に混ぜ物をすれば、一般的なニケも泳ぐことができるかもしれない。ただし、その後のメンテナンスを怠ると錆びちゃうかもね。お目目真っ赤だと侵食を疑われるから、⭕️ート製薬の目薬ささないと!

違うメンテナンスはしないように!

 なお、リゾート地で遊ぶ皆さん。沈んでも海底から歩いて帰ればいいと思っている模様。

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