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NIKKE研究各論(3) 戦戦惶惶、汗出如漿

 テトラテック製でありライフトニック部隊所属のニケ・フォルクヴァンは汗っかき。本当に汗を流しまくる!なのでそれを気にして、普段から体を冷やすというサプリメントを(過剰に)服用している。サイボーグなのに汗かきなのは如何なものか?また、サプリメントを摂取して効果があるのは何故なのか?
まず汗に着目しよう。

とにかく涼を求めて、指揮官まで氷枕扱いのフォルクヴァン。サプリメントどころか本物の薬や民間療法まで頼る姿勢を見せる。

 発汗には体温が関わるためまずはここを掘り下げてみる。人間の体温は、皮膚にある外部温受容器と視床下部室周囲領域にある内部温受容器によって監視されている。内部温受容器は血液の温度を監視する。視床下部が血中温度の上昇を感知すると、熱放失機構が活発になり体の内部から皮膚に血液を移し外部環境へ熱を放射する。また、過剰な熱は汗の気化熱として失われる。よく運動する人が汗をかきやすいのも、調節機構が働いているおかげである。
 だが、彼女は特に動いてない時も暑い暑いとクーラーなどの涼を求めるが、既に汗だくである。汗が止まらない疾患でもあるのか?と調べてみるとあったわ…多汗症である。

 多汗症について調べてみる。多汗症には、全身に多量の汗をかく「全身性多汗症」と、手の平や足の裏など局所的に多量の汗をかく「局所性多汗症」とがある。原因はそれぞれで異なり、例えば全身性多汗症の場合は甲状腺機能亢進症や糖尿病などが、局所性多汗症の場合は精神的な緊張や末梢神経の損傷などがあげられる。
 このように、何らかの疾患によって引き起こされる多汗を、「続発性多汗症」という。
 その一方で、全身性多汗症、局所性多汗症ともに、原因が不明な場合もある。これを「原発性多汗症」といい、比較的若い世代の方が発症しやすいと言われている。特徴は、家族に同様の症状がみられること、寝ている間は多量の汗をかかないことなどである。

 うーむ、なるほど。だが、彼女はニケだ、サイボーグだ。そんな体温なり汗なり、製造時のミスがありうるのか?と考えてしまうが、これは彼女に限った話ではないのであった。実は同じテトラテック製のニケであるアリスもまた異常体温を抱えている。しかし彼女は体を冷やす特製の服(通常は全体スーツだが、休日用の衣装もある)をこさえてもらっている。マスタングCEOには猛省を促したいところだ。何?サプリメントの飲み過ぎが原因ではないかって!?

いい事考えた。フォルクヴァン、お前北部でボブスレーに転向しろ。(クールランニング並感)
冷却スーツを着ててもほんのりあったかいナリィ…


 前後編に分けておいたので、次回は薬での解熱について探ってみる。サプリメントは薬じゃないだって?もはやそういう事言っていられないんだ!彼女は苦しんでいるんですよ!

フォルクヴァンの汗っかきぶりは他社にも伝わっている。ミシリス系列のM.M.R.所属ニケ・エーテルの恰好の実験体に!?(野獣の眼光)


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