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深刻⚠️地球温暖化の真実





・二酸化炭素が地球を暖めるしくみ

いま、地球の環境問題でもっとも深刻なものといえば、地球温暖化でしょう。 地球の気温が高まることで、これまで育てることができた農作物がうまく育てられなくなり、北極などにある氷が溶けて海水面が上昇し、海抜の低い土地が海に沈んでしまうのではないかといわれています。蚊をはじめとする昆虫の生息範囲も変わるため、亜熱帯地域の伝染病が、温帯地域にまで広がるのではないか、ともいわれています。地球温暖化は、このように世界レベルで深刻な問題なんです。

ただ、地球温暖化については、さまざまな議論があり、温暖化していないと主張する人も少なくありません。また、温暖化どころか、寒冷化しているかもしれない、という人もいます。地球の温暖化は、なかなか難しい問題なんです。 

それでも確かなことがあります。

それは、二酸化炭素という物質が地球を温暖化させるということ。これだけは間違いありません。

そもそも、地球を暖かくしているのは、二酸化炭素ではなく、太陽です。太陽から届いたエネルギーは、昼の間に地球の表面に届き、それが夜になると赤外線として宇宙へ放射されます。

しかし、太陽から届いたエネルギーを、そのまま宇宙に戻していたら、地球は暖まりません。少なくとも、太陽の光が届かない夜になると、熱がまったくない極寒の世界となってしまうでしょう🏔🥶💦

夜は氷の世界に豹変…🥶🧊


そこで、地球から放出された赤外線の一部を、地球に溜め込むしくみがあります。これを、温室効果といいます。

温室効果とは、地球から放射された赤外線を大気が吸収し、ふたたび地表に向けて放射することです。これによって、地球上が暖められているんですね。

ちなみにですが、月🌕は大気がないため、太陽から届いたエネルギーは、そのまま宇宙へと戻されています。そのため、表面の温度は、そのまま太陽のエネルギーを受けて、最高110℃という超高温なのです‼️🥵

しかし大気がないため、温室効果が働きません。太陽の光が当たらない日陰や夜の部分は、マイナス170℃という超低温になっています。これでは、とても人が住むことはできませんね..….🧊🥶

二酸化炭素の増加による、温室効果の問題がよく報道されるためか、温室効果は悪いことのように受け取られることがあります。しかし、それは誤解です。

温室効果は、地球を人が住める星にするために、なくてはならないものなのです。

二酸化炭素は、温室効果の役割を果たす気体として、大気中で働いています。そのため、二酸化炭素が増えすぎてしまうと、大気が吸収する赤外線が増えてしまい、その分、温室効果が高まって地球が暖まってしまうわけです。

地球の他に、温室効果が働いている星に、金星があります。金星は、二酸化炭素を主成分とする厚い大気に覆われています。そのため、地球と同じように温室効果が機能しているのですが、二酸化炭素があまりにも多いため、大気が吸収する赤外線が多く、平均400℃という超高温の星となっています。二酸化炭素が増えすぎてしまうと、こういった死の星になってしまう可能性があるわけです......

CO2が増えすぎると...…😱💦



地球は、ほどよく温室効果が働いている、人が住みやすい星なのです🌍☀️

生命力のみなぎる奇跡の地球 (‐ ほし ‐) 🌍🌿𓂃◌𓈒𓐍




・二酸化炭素は温暖化の犯人なのか?

地球の平均気温を調べてみると、それが徐々に上がっているのは間違いありません。そして、工場や火力発電所からの排気によって、地球上に二酸化炭素が増えているのも、間違いありません。

平均気温の上昇と二酸化炭素の排出量の増加には、相関関係があるように見えます。けれども、「いまの地球温暖化の原因は二酸化炭素である」と決めつけるのは、 ちょっと短絡的です。

つまりは......

『気温が正確に計測されるようになった 1900年を基準にして現在の気温を見るから、地球温暖化が問題のように感じるのだ』と。


たとえば、15,000年より前は氷河期で、ものすごく気温の低い時代でした。この氷河期を抜けて、現代にまで続く間氷期(氷河期と氷河期の間の時期)に入ると、一気に温度が急上昇します。 

地球が温暖になった時期は、日本では縄文時代にあたります。

古き良き縄文文化😍


そのころの遺跡、たとえば貝塚などを見ると、海岸線が今よりもはるかに内陸にあることがわかります。それだけ、北極や南極の氷が溶けて、海水面が上昇していたんです。このことから、今よりも、地球の平均気温がとても高かったことがわかります。

この温暖な期間は、1万年前に終わり、気温は下降をはじめます。14世紀ごろになると、非常に気温が低い時代になります。平均気温で、今よりも5℃くらい低かったようです。その後、また温暖になり、1940~1960年代になると、 また気温が下がりました。そしてまた、気温は上昇しています。

このように、地球の気温は、上がったり下がったりを繰り返しています。そのことから、現在の温暖化は自然的な変化によるものではないか、という見方をぬぐい去ることができません。たまたま地球の平均気温が上昇しているだけ、という可能性もあるのです。

ただ、大気中の二酸化炭素の量が増加しているのは、間違いありません。地球の大気中の二酸化炭素濃度は、数百年にわたって280ppm (ppmは1%の1万分の1)だったのが、ここ100年ほどで100ppmも上昇しています‼️ これは、とてつもない量の増加で、このことによる温室効果は非常に高いだろうと言われています。

それだけに、温暖化の原因のうち、自然な気温変化による割合がどれくらいなのかを詳しく調べる必要があります。そうしなければ、二酸化炭素の影響がどれくらいあるのか、評価するのが難しいのです。

温暖化の原因が、自然変化と二酸化炭素の共犯なのか?、どちらかが主犯なのか?、 二酸化炭素による単独犯によるものなのか......?

これからの研究で明らかになっていくだろうと思います。

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