個人的にぶっ刺さった2023年のアニメたち(ほぼ自分用)
毎クール感想を書き留めておこうと思ってたはずなのに気づいたら1年が過ぎようとしていました。冬、春アニメあたりはかなりうろ覚えなので内容がどれだけ正しいかは僕にもわかりません。来年こそは毎クール投稿しましよう。(自戒)
大みそかの夜に突然思い出して書き始めたので2~3時間ぐらいで雑に書きなぐることになってしまいました。読む方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
掲載順に意味はありません。上の作品ほど好き、とかではないです。あと、『薬屋のひとりごと』『葬送のフリーレン』あたりは2クール目が終わってから書こうと思ってるので今回は載せてません。
・青のオーケストラ
とある高校オーケストラ部に所属する生徒たちの物語。
かつて天才と呼ばれていたがヴァイオリンをやめてしまった主人公が、ヒロインのヴァイオリンへの純粋な憧れや想いを感じて再び音楽に向き合っていく姿や、主人公とライバルが切磋琢磨する様子に心を打たれました。
演奏シーンの収録がめちゃくちゃガチで良いし、クラシックの知識がいろいろ知れるのもおもしろいです。ただ、作画があまりよくないのがすごくもったいない……。
少年少女の青春やスポ根が好きな人におすすめしたい作品です。
・アンダーニンジャ
現代で暗躍する忍者たちの物語。
10月放送開始のいわゆる冬アニメなのですが、個人的に冬の新作の中では薬屋やフリーレンを超えて一番好きな作品です。
原作が青年誌で連載されている漫画で、少年誌やなろう系にはあまり無い生々しさやシリアスな笑いにハマったのですが、見終わってみるとストーリー構成のうまさに驚きました。24分×12話と尺はこの作品のためにあったのか?なんて言いたくなります。
青年誌の ”あの感じ” が好きな人にオススメしたい作品です。
・アンデッドガール・マーダーファルス
体を奪われ生首になった不死の少女と、鬼の血が混じった落語家と、人間のメイドの3人組が不死の少女の体を取り戻す物語……でいいのか?
作画良し、ストーリー良し、キャラ良し、と三拍子揃った良作でした。(ストーリーとキャラは自分の好みなだけかもしれませんが。)
生首の少女がとてもえっちで見ていてドキドキしました。生首なのにどうして?僕も分かりません。言動がそういう方向に寄っているとかではないんですけど、なぜでしょうね。
作画も良いので画面をしっかり見てほしい気持ちもありますが、セリフ多めの作品になっていて音だけでも十分楽しめると思いますので、ながら見をする方にもオススメできそうです。
・【推しの子】
この作品については語らなくてもいいか……。
神作画と衝撃のストーリー。とりあえず第1話を観てください。
ちなみに僕は黒川あかね推しです。
・お兄ちゃんはおしまい!
(作画のクオリティと話の内容が)変態アニメです。
引きオタニートの主人公が、女子高生の妹に薬を盛られて美少女になっちゃいます。しかもなぜか体が小さくなって中学生ぐらいの体格で。その状態で中学校に通ってあれこれします。
TS百合好きの変態さんにオススメの作品です。
・彼女、お借りします(3期)
彼女にフラれた主人公と、傷心の主人公が利用したレンタル彼女のキャストの女の子がメインのラブコメ。ヒロインは女優を目指しており、演技の練習を兼ねて、バイト代の割りもいいのでレンタル彼女として働いている。
レンタル彼女の客とキャストだからと距離をなかなか縮められない二人の様子と、夢を叶えるためひたむきに努力するヒロインとそれを全力で応援する主人公の姿がぶっ刺さりました。
主人公がヒロインをおかずにする描写があったりしますが、基本的には純愛と言って差し支えないはず?
魅力的なサブヒロインも多く、ラブコメ大好きオタクは楽しめると思います。
・君は放課後インソムニア
不眠症に苦しむ男子高校生と、同じく不眠症を患った同級生の女の子の物語。
不眠症そのものの辛さ、不眠症のことを人に話せない悩み、不眠症になってしまった原因についてなどの心理描写が丁寧で良い。秘密を共有するふたりだけの世界って感じと高校生男女の青春がかけ合わさってたまらんです。
萌え豚には少し慣れない絵柄ですが見ていくうちにヒロインのこと大好きになりました。それと途中から出てくる白丸先輩という人がド性癖キャラで一部の人間を狂わせます。
言ってることがおかしくなってきましたが、一言で表すなら美しい物語です。良き。
・地獄楽
江戸時代の日本がモチーフ。死罪人と打ち首執行人のダブル主人公。
極楽浄土と呼ばれる島に行き、幕府の求める ”不老不死の仙薬” を持ち帰った死罪人は無罪放免となる。ただし死罪人を単独で行動させて逃げられてはいけないので、腕のある打ち首執行人とともに行動する。といった感じの設定。
妻の元へ帰るため仙薬を探す死罪人の思いや、人を殺す役目の在り方に悩む打ち首執行人の姿に心動かされました。
花森ゆみりさん演じる打ち首執行人が弱くて強くて儚くて美しくて最高でした。2期まだ??
・呪術廻戦
この作品がテレビさえあれば無料で見れるのヤバすぎ。
作画は1期から変わらずバケモンでした。
きっつい展開も多かったけど熱い戦いと交錯する登場人物たちの想いにあてられて次のシーンを、次回を体が求め続けるんだよ続編はやくきて。
主人公、虎杖悠仁の心がぐちゃぐちゃになるとこの榎木淳弥さんの演技もめっちゃ良かった。泣いた。
青い髪の子、三輪と釘崎くっそ好き~~~~。
・スキップとローファー
毎クール20本近く観ていて旧作を見返す時間はあまりないのだけれど、今のところ今年唯一2周した作品です。
不器用だけど真っすぐ一生懸命な女の子のお話。主人公の人柄に触れるうちに周りの人たちも少しずつ前向きに変わっていくのを見ていると、視聴者である自分もなんだか前向きになれる気がしてきます。
心が洗われます。心が荒んだ時に観たい作品です。
・天国大魔境
今年のテレビアニメで一番推したい作品です。
災害により荒れ果ててしまった日本を、キルコという少女とマルという少年が探し物のために旅をする話。これ以上は何を書いてもネタバレになりそうで何も書けないんだが???
なので内容を避けた話をすると、”大人が全力で趣味に力を注いだ結果” みたいな作品になってます。他の神アニメたちが職人たちの素晴らしい仕事で作られたものだとしたら、『天国大魔境』は全身全霊の遊びで作られたものって感じがします。伝われ。
結構エグいシーンもあるので心が弱ってるときは観ないほうがいいですが、一人でも多くの人に観てほしいです。
・NieR:Automata Ver1.1a
ゲーム原作の作品。人間が作ったアンドロイドと、地球に侵略してきたエイリアンが作った機械生命体との戦いの中で描かれる物語。
アンドロイドと機械生命体は自我を持っているような描写がされており、作品を通して視聴者には『心とは何か?』といったような哲学的な問いかけがされているように感じます。そういうのが好きな人と、主人公2Bのビジュアルが好きな人にオススメしたいです。2Bちゃんマジ美しすぎ。
・BanG Dream! It's MyGO!!!!!
バンドリのこれまでの7バンドとはあまり関係ない、新シリーズっぽいやつです。
放送前から本作に登場するMyGO!!!!!というバンドをある程度追っていたのですが、主人公がコミュ障陰キャって感じで音楽的にはキーボードなどが無いギターロックで「ぼざろの後にやるなんて負け戦じゃん…」と思ってました。
序盤は予想通りストーリーはパッとしないし、楽曲も好みによる部分も大きいとはいえ結束バンドには及ばない感じ。演者のバンド演奏を前提にキャスティングしてるからか演技も微妙な人がちらほら……。
しかし中盤以降、物語の雲行きが怪しくなってきます。そのうち人殺しでも起こるんじゃないかってぐらいギスギスドロドロの胃痛展開が繰り広げられます。それも「とにかく鬱々させるぞ!」みたいな無理やり感がなくしっかり落としていくので本当に苦しいですが物語としてちゃんとしていておもしろいです。
というわけで『夢を打ち抜け!BanG Dream!』の新作ですが鬱アニメ好きの方にはオススメです。最終回がやべー終わり方をしますが2期制作が発表されてるので安心してください。
・異世界のんびり農家
タイトルまんまの作品です。
主人公が転生時に神からもらったチートアイテムで何もない森で村を作っていく様子を見るのはノンストレスできもちいい……思考力落ちそう。
あと、村に住み着く森の魔物はなんかかわいいし、村に移住してくる人は美少女ばっかりです。ついでに主人公はめっちゃいいやつです。
ノンストレスなストーリー、きれいな作画、視聴者のヘイトを買わない主人公、かわいい獣と美少女たち――。
頭を空っぽにして癒されたい方にオススメしたい作品です。
・僕の心のヤバイやつ
エロガキ陰キャ中学生と天然ドすけべボディ中学生のラブコメ。
100倍濃縮の甘酸っぱい恋模様が描かれているのに下品な言葉で紹介したくなるのはなぜだろう……。
陰キャ男子が主人公のラブコメをこれまでに一度でも好きになったことがある方にはきっと楽しめます。一緒にヒロイン山田に惚れてロリコンになりましょう。いや、あの体つきは中学生じゃないだろ。
・魔法使いの嫁 SEASON2
神アニメです。
作画、演出、ストーリー、声優の演技、音楽、全部好きです。
チセ、フィロメラ、幸せになれ。
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ
ダンまち4期です。正直に言うと2期3期と外伝は期待外れだったのですが、4期はけっこう好きでした。
1期のダンジョン内での物語メインのが好きで2期3期で萎えてた人とエルフのリューさん推しの人はどうか4期まで観てください。やっとダンジョンに潜ってるし、僕はリューさんがヒロインに昇格したと解釈しました。リューさんかわいいよリューさん。
・デキる猫は今日も憂鬱
生活力ゼロのOLと二足歩行するクソデカい猫のほのぼのコメディー。なんかめっちゃ作画が良い。
猫のほうが飼い主の世話をしてたり、周りの人たちがクソデカ猫を着ぐるみだと思ってたりするのがおかしくて癒されました。本来猫に求められるものとは違う方向性な気もしますが猫好きの方、いかがですか。
余談ですが、猫がCV安元洋貴さんで、安元さんが喋る熊役を担当した『くまみこ』という作品を思い出しました。デカい獣が合うのだろうか…。
―――以下2024/1/3追記―――
大みそかに大急ぎでこの記事を書いていたらいくつか見落としていた作品があったので追記します。
・アイドルマスターシンデレラガールズU149
デレマスに登場する小学生以下のジュニアアイドルたちの物語。
放送前はロリコン向けの気持ち悪いアニメになってないかと警戒していましたが、やはりそこはデレマスシリーズでした。丁寧なセリフ回しに絵を使った心理描写、あくまで『こどもらしいかわいさ』が描かれており下品な感じは全くありませんでした。
一方で、子どもたちも子どもたちなりに自分の考えや悩みを持っている一人の尊敬すべき人間なのだと思わされる場面も多くあります。そうして彼女たちを『かわいい子ども』ではなく”一人の個人”として認識したとき、私たちにロリコンの道は開かれるのです……。
・ワールドダイスター
世界的舞台役者「ワールドダイスター」を目指し努力する少女たちの成長を描いた物語。
放送時期が【推しの子】、天国大魔境、地獄楽、僕ヤバなどと同じ4月クールで、クオリティーのわりに埋もれてしまった印象の作品です。1月クールだったらマジで覇権だったと思うんだよなぁ…。
怖いぐらい力が入ってる劇中劇の作画、ストーリーでは登場人物たちの表現者としての苦悩や葛藤、声優の演技ではキャラを通しての劇中劇の様々な役を見られるおもしろさ、それとダブル主人公ここなと静香のてえてえなどに僕は惹かれました。
とにかく第1話を観てほしいです。1話が好きなら絶対に最終話まで観てください。途中で中だるみを感じることもあるかもしれませんが終盤で必ず取り返してきます。
ちなみに、第1話を観るときは最後まで画面から目を離さないように気を付けてください。
・ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
シリアス過ぎると観るのきついし、コメディを出し過ぎると「お前ら人が死んでるんだぞ?」と言いたくなるところを、絶妙なバランスで描いたゾンビ作品。ゾンビの描写もしっかりゾンビっぽいのにグロテスクさはそこまで無い点でもバランス感覚すごかったです。
ヒロインの閑ちゃんがクッソ好みでした。スポーツウェアを着たクール系黒髪ショートヒロインなんてえっちが過ぎますよ……。
・わたしの幸せな結婚
不幸な女性が幸せな結婚をするお話です。
タイトル詐欺はありませんが、”幸せ” を際立たせるためには ”不幸せ” で一度落とすのがすごく効果的ですよね。
主人公がCV上田麗奈さんなんですけど、あの人がやる不幸な女性はヤバイです。悲痛な声が胸にグサグサと刺さりました。その分、主人公の幸せを願う気持ちが強くなるので最終回での気持ちよさが半端ないです。
不幸のどん底から幸せを手にする系が好きな人と上田麗奈さんの声が好きな人にオススメしたい作品です。
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