魔男のイチ 第4狩 首都ナタリー
今回も魔男のイチの感想を書いていく
首都ナタリーに到着したデスカラスとイチ
首都ナタリーとは
人口およそ300万人
海岸沿いに栄える魔法産業の盛んな街
マンチネル魔女協会がある
山暮らしのイチは初めての都会に興奮する
「人が、多い!」
ナタリーの街では売店が数多くある
その売店には魔法具の類いが売られている
魔法具とは魔力を込めると使える道具
売り子は皆女性
魔力がなければ魔法具は使えない
女性達が実演しながら販売しているのだ
マンチネル魔女協会はピラミッド型階級になっており、一番上が魔女次に魔女候補生(上級生)一番下が魔女候補生(下級生)になる
ナタリーで働く女性は魔女協会出身者が多い
その技能を活かして魔法具の加工や製造をやっているらしい
そこでイチは妙なブーツを見つけた
脚力増強ブーツ
女性の脚力で2メートルぐらいのジャンプができるブーツ
店員から男のお前が使っても意味がないと言われる
イチは自分も魔女だと言おうとしたが、デスカラスに止められる
バレたら私が怒られるから目立つ行動はするなと
そこに手紙が一通ヒラヒラと落ちてくる
空には飛行魔法を使って港から協会まで荷物を空輸している魔女候補生がいた
何か空飛ぶバイクのような物に乗っている
大量の荷物を運んでいるため手紙一通落としても気がつかない
手紙には極秘と書いてあり、大切な手紙のようだ
そこでイチは思いついた
さっきの脚力増強ブーツを借りて空を飛んでいる魔女候補生までジャンプ
2メートルどころか天高くまでジャンプするイチ
さらに増強された脚力を活かしてアクロバティックに家の屋根を体操選手のように華麗にジャンプしていく
一方、空をバイクで飛ぶ魔女候補生クムギ
師匠の実験器具やら大量の手紙やらを運んでいる
明かに重量オーバー
どうも毎回輸送係りをやらされているようだ
ウンザリ顔でグチグチ独り言を言っている
そこに
「おーい」
と呼ぶ声が
何事かと振り返るクムギ
そこには手紙を届けるイチがいた
驚愕して叫び声をあげるクムギ
そこに追い付いたデスカラスがクムギを気絶させる
器用にもクムギ、イチを両手に持ち足でバイクを運転する
「このアホたれ野生児!」
「魔法は使ってないぞ」
「目立つなと言ったんだ!」
これは始末書ものだ、と頭を抱えるデスカラス
空中から海を見下ろすイチ
「魔法って面白いな!」
キラキラオーラを出しながら言う
そんなイチを見て真顔になるデスカラス
そのとき、バイクから黒い煙が
一気に落下するバイク
三人が落ちた先は魔女協会だった
第4狩終了
案外早い展開
首都につくまでにアレコレあったりなかったりするのかと思っていたら、あっという間に首都へ到着
この早い展開には好感が持てる
ついに魔女協会に着いたイチはどうなるのか
あまり好感を持って受け入れられる雰囲気ではないようだが