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関西人、キライですよね? 《関西人がキライな関西人》

明石家さんまのあの「感じ」

Photo by featurecompass

ネット上に映像が残っているかどうかは分からないですが、以前、「さんまのまんま」に上沼恵美子がゲスト出演したことがありましてね。

んで、結論から言いますと、この回はTV史に残る「地獄絵図」となりました。

その理由は、明石家さんまの悪癖。

要は上沼さん、例のごとく、さんまの昔の悪態を指摘したわけです。

《とにかく態度が悪くて嫌な感じだった》

確か、松本人志がゲスト出演した際も《昔の話として》「怒られた」「怖かった」等のエピソードを披露したのですが、やはりその時もさんまは一切、自身の過去の悪態を認めなかったので、恐らく明石家さんまという人の本質は、相当に尖った人だと思うのです。娘のいまるも子供の頃の記憶として、

「局の人がいつも《さんまに》平身低頭だった」

と話していたことがありましたしね。

ただね、いくら彼が超大物だとしても、その回の「さんまのまんま」での彼の頑なさは、ちょっと常軌を逸していましたw

無論、上沼組を引き連れ、最初から《ケンカ上等で乗り込んだ》感のある上沼恵美子も褒められたもんではないのでしょうが、要は関西出身の超大物芸人同士、とびきりプライドが高い者同士が、

《絶対に譲らない、謝って下さい》
《なかったことは絶対に認めない》

という意地を張り合い、かくも険悪な地獄絵図を、公共の電波に乗せてしまったわけです。

しかも、楽しいはずのバラエティー番組で。

え?
君ら、笑いの、プロ中のプロだよね?
編集して流して尚、この地獄絵図なの?
ってか、大抵やられた方の記憶が正しいわけだから、さんまもそんなもんすんなり認めて、例えば、

《その節はスンマヘンでした!!僕その日、オレゴンにロケ行ってたしのぶと国際電話で大揉めに揉めまして、離婚が決まったとこでしてん!》

・・・とかさ。
芸人なら、それでええんちゃいますのん?

関西人は《聞き下手》《立て下手》

Photo by kuma_ossan

これは、あくまで筆者が思うことですが、明石家さんまにしろ、島田紳助にしろ、笑福亭鶴瓶にしろ、上沼恵美子にしろ、ダウンタウンにしろ、やしきたかじんにしろ、上岡龍太郎にしろ。

そもそも聞き下手で、我の強い関西芸人に、ゲストを招いてのトーク番組のホストを委ねる、なんていうのは、ナンセンスの極みだと思うのです。

《ダウンタウン》
松本人志の笑いのセンスは素晴らしいにしても、浜ちゃんの頭叩きやケツ蹴りは、マジで相手見すぎやし、そもそも必要がない。あと、2人ともが等しく、HEY!HEY!HEY!に好きなアーティストが出ても、ファンが聞いて欲しいこと、全然聞いてくれへんし。

《島田紳助》
CLUB紳助に《昭和を代表するプレイボーイ》火野正平が出た際、彼のモテる秘訣トークに紳助が張り合い続けてゲンナリした。そもそも人はいじり倒すくせに、自虐が苦手な宮迫タイプの先人。確かにベシャリは超一流だけど、口下手な人の話の腰はイラついて確実に折るし、何より反社バックに権勢をふるうなんて、芸人のすることちゃうし。復活なんてあり得ないってのが本音。

《明石家さんま》 
人の話はそこそこ聞くが、そこから持っていくペースやトークや笑いがそもそもワンパターン。紳助ほどのアクはないにしろ、とてもじゃないがゲストの魅力を引き出すタイプとは言い難い。子供の頃、ひょうきん族の時は最愛の芸人だったけど、さすがにもう飽きられても仕方がないと思う。

《上沼恵美子》
あんたはんがオモロイし、ベシャリが立つのは分かってる。人の話もちゃんと聞くけど、最後はいつも自分が毒舌吐いてガラ悪オバハンアピールでシャンシャン。そもそも南河内には、上沼恵美子を遥かに超えるガラの悪いオバハンがゴロゴロおるし、子供の頃からそのキャラ、周りに溢れてるからお腹一杯。頼むから天才、高田純次をもっと立ててくれ。

《笑福亭鶴瓶》
聞き上手ではあるし、生粋の人たらしだけど、質問が核心に迫らない。視聴者が聞いて欲しいこととの解離が酷い。全般的に話の内容が浅い。ぶっちゃけアメリカの本家の「アクターズスタジオ」を見て勉強して欲しい。

《やしきたがじん》
メチャメチャオモロい人やけど、格下がゲストだとビビられすぎて独断場。上岡龍太郎や谷村新司など、目上の人と話すたかじんの感じが好きやった。ただ、立川談志にブチ切れて退場させたのはさすが関西人の鏡www

《上岡龍太郎》
知的すぎ、論理的すぎて、どこに地雷があるか謎なところがある。関西人というより京都人って感じ。

というわけで、あくまで独断で各々、関西の大物を論じてみましたが、要は関西人というのは、脇や影に徹する、サブに回る、相手を立てるという、いわはバレーでいうところの《セッター》が苦手なのです。その特性がまともに出るのが、インタビューや対談、トーク番組等、というわけ。

皆さん、関西人、嫌いですよね?

Photo by sentimenta_paseo

大阪弁を話すことや、自身が大阪人であることを過剰に誇りに思っている人、たま~にお見かけしますよね?

《自分のことを「ウチ」と言う》
《やたらと大阪弁を強調、貫き通す》

はっきり言って、それはちょっと不自然です。
だってかしこまった場所に出れば、関西人だって普通に標準語になりますからw

いわば、それが日本人のナチュラル。

まさか会社の面接で、

《ワシがこの会社がええなぁと何で思ったんか言うたらな、ごっつ大企業やん?そら面接も受けに来るわな、なぁ、部長はん!》

などと話す関西人が間違ってもいないように、テレビ番組で当たり前に大阪弁を話す人は、うさんくさいと思ってしまう筆者です。

たまに《ポロッ》と出る方が素敵。

他の地方出身者だって、皆さん等しく、地元に帰った時以外は標準語でしょ?

今、テレビを見渡せば、当たり前に関西弁を話す芸人が山ほどいますが、はっきり言って関西弁や大阪弁って《「めっちゃ」以外》関西人が思っているより、市民権を得られてないと思うんだよなぁ。

皆さん、関西人、嫌いでしょ?
関西弁も、ハナにつくでしょ?

筆者はバリバリの関西人なんですが、関西人のガツガツ感が、あまり好きではありません。

ただ、関西人のサービス精神や、自虐をしてでも笑いが生まれたら良し、という気取りのなさ、飾らなさは大好きです。

《おばちゃん、かけうどんなんぼ?》
《300万円、卵落として月見なら400万円》
《おばちゃん、生卵1個100万円て、なんぼなんでもボリすぎやで?ヤ◯ザでも今時そんなにボラんわ》
《うち、名字「山口」やからな。山◯組や》

こういうファンキーなノリは愛してますし、無論、お好み焼きや焼きそばで白米も食べますw

でも、《話にオチつけろや~》とか、《たこ焼きはやっぱり大阪やわ。大阪は自宅に必ずたこ焼き焼き器あるからな》とか、そういう過剰な大阪ノリは、正直キライです。

そんなん言う奴に限って、おもろないしねw

皆さんは関西人、いかがですか?

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