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人生のキャッチコピー

サントリーのCMが好きだ。天然水のCM。香取慎吾さんが出てて、曲は「きときと - 四本足の踊り」であり、これは映画『おおかみこどもの雨と雪』で使用されていたもの。

YouTubeは普段見ないようにしているんですけど、noteでリンクを貼る時だけYouTube使いますね。


このCMを見ると爽やかな気分になれるというか、清々しい気持ちになる。それで水を買う時、サントリーの天然水を選ぶことが多い。

広告は僕にしっかりと刺さってますよ、サントリーの広告担当のみなさん。まさかこの記事を読まれてないと思うけど。


サントリーの水々しいロゴと、「水と生きる」というキャッチコピーも好きだ。誰でも意味がわかるし、覚えやすいので記憶に残る。キャッチコピーのことについては、僕は全然詳しくないんですけども。

そういえば、サントリーに限らず、有名な企業のCMには、キャッチコピーが毎回のように繰り返されている。


・ライオン「今日を愛する」
・日立「Inspire the Next」
・キャノン「make it possible with canon」
・コスモ石油「ココロも満タンに」
・キューピー「愛を食卓にある」
・キリン「おいしさを笑顔に」
・ホンダ「The Power of Dreams」
・クボタは「壁がある。だから、行く。」
・カルピス「カラダにピース」
・味の素「Eat well, live well」
・リクルート「まだ、ここにない、出会い」
・ファミリーマート「あなと、コンビニ、ファミリーマート」
・ニトリ「お、ねだん以上」
・小林製薬「あったらいいなをカタチにする」
・かんぽ生命「人生は夢だらけ」
・ナイキ「Just Do It.」


ネットで調べていたら、まだまだあったけど、終わらないのでこの辺にしておく。みなさん、お気に入りのはありましたか?

ニトリのキャッチコピーって「お値段以上」だと思っていたら、驚きの意味もこめて、「おっ、ねだん以上」だったんですね。これは驚き。


これらのキャッチコピーに共通しているのは、シンプルであること。英語のもあるけど、難しい表現は使われていない。ぱっと見たり、ぱっと聞いたりしたら、わかるものである。

このキャッチコピーをCMで何度も見聞きしているので、私たちの生活の中には、もうすでに浸透している。

どの面下げて言ってるんだと自分でも思うが、よくブレないよなって思う。一貫性があるというか、徹底している。

「うまくいかなかったので、やっぱこっちのキャッチコピーにしますぅ」なんてことは、やってない。コロコロ変えてしまっては、会社は方向性を見失ってしまうのだろう。


会社側は難しい決断を迫られることもたくさんあるのだろうけど、その度にこれらのキャッチコピーを思い出しているのかもしれない。

なので、シンプルでわかりやすいものにしている。これが、いろいろな要素を詰め込みまくって冗長なものであれば、決断に迷いが生じてしまうのだと思う。社員としても、会社全体の目標がシンプルで明確であれば、働きやすいだろうし。


これは企業だけに限らず、個人にも当てはまるんじゃないかな。

自分も生きているときに、決断に迷う時がある。そんなときに、これらの会社のようなキャッチコピーがあれば、ブレない。

自分の人生についてもキャッチコピーがあれば、困った時に思い出せるし、心に浸透させやすい。


もちろん、自分のキャッチコピーに従った結果、うまくいかないこともあるだろうけど、それは仕方がない。どんな企業だって、業績が傾くことはあるのとおなじで。それよりも、ブレまくるほうが危ない。

キャッチコピーを決めるには、自分が大事にしたいものを、とことん明確化しておく必要がある。そして、シンプルであり、覚えやすいものがいい。


僕は「一生懸命のんびり生きる」にしよかな。のんびり生きるのって、努力がいりますからね。気がつけばすぐ忙しくしちゃって、余裕をなくすのが人間のさがだから。

いや、サントリーの「水と生きる」をなぞらえて、「のんびりと生きる」にしようか。

うーん、これはストレートすぎる気がする。そう考えれば、「水と生きる」って、不要な要素を極限まで削っていますね。キャッチコピーはそれぐらいが、ちょうどいいのかもしれませんね。


そんなことを考えながら、サントリーの天然水のラベルを読み込んでいた。

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