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「波長が合う」という表現を言い出した人へ


「波長が合う」という表現がある。


考え方や性格、価値観が合う人に対して使う言葉だ。

全てが自分と同じ人間はいないけど、波長が驚くほど合ってしまう人がいるのは確か。僕も幸運なことに親友がいるが、その親友がやることなすことに、なぜか好感を持てる。



逆に、波長が合わない人もいる。チューニングして波長を合わせないといけないので、すごく疲れる。相手側も僕に対して、そう感じているかもしれない。


僕の場合だと、競争心が激しい人や、高圧的な人と波長が合わない気がする。2つともの特徴を持っている人であれば、できれば接したくない。

今この文章を読んでいる皆さんも、「波長が合う人」と「波長が合わない人」がいると思います。




で、この「波長が合う」という表現についてですが、僕はこんなことを思いました。


「この表現を使い始めた人、量子力学を知ってたんかな?」



今回の記事は、ただそのことについて書きたいというお話です。そしてついでに、量子力学についても軽く学ぼうという記事



量子力学は、相対性理論と並ぶ現代物理学の一大分野。原子以下の小さいスケールの世界を取り扱う時に、必要な理論です。

量子は「りょうし」と呼び(「りょうこ」ではありません)、原子そのものや原子を形作っている原子核、電子、中性子といったものを指します。クオークなどの素粒子も、量子です。


https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/ryoushi/detail/1316005.htm


応用例についてですが、スマホやパソコンの内部に入っている電子部分などに、この量子力学は使われています。



そして、量子力学で扱うようなとっても小さい世界では、人間の想像をはるかに超えるような面白い現象が、たくさん起こっています。だから理解するのが、本当に難しい。意味がわからんすぎて、僕自身も何回かキレかけた。

アインシュタインに匹敵するほどの天才物理学者だったファインマンも、量子力学について、こんな名言を残しています。


相対性理論は誰でも理解できるが、量子力学がわかってるというやつは嘘つきだ。


「いや、相対性理論も、めちゃめちゃ難しいわ!」とツッコみたいですが、この名言は量子力学の難しさを物語っている、ひとつの良い例です。



そんな量子力学ですが、基本的な性質として次のものがあります。



それは、量子は粒子でもあり、波でもあるということ。
粒子と波動の二重性」と言ったりもします。


初めてこのことを習った時に、僕は「はあ?」って思いました。何言ってんだってね。



量子が粒子であることは納得できる。上の写真を見れば分かるように、あれは粒子だ。


だけど、量子が波の性質も持っているとは、到底想像できない。どう考えたって原子や、それを構成している陽子や電子、中性子は波ではないでしょ。

でも実験結果から、量子は波の性質も持っていると考えざるを得ないことが、判明している。有名なのは、二重スリットの実験。

にわかには信じられないけど、量子は粒子と同時に波の性質も持っているのだ!



そして、僕はこんなことも思った。


「人の心も小さく見ていくと、波みたいなものでできてるんかな?」


心は脳のはたらきで生まれるものだけど、脳細胞ひとつひとつは原子でできている。

そしてその原子たちはさらに分解できて、陽子や電子などに分けられる。つまりは、量子でできている。


だから、量子力学の考え方に従えば、心もミクロな世界では、波の性質を持っているのではないかと思ったのだ。(論理の飛躍があったかもしれないけど、目をつむる)

また、人の心が波でできているとすると、それぞれ特有の波長があるはず。


長い波長の波


のような、長い波長の心を持った人がいれば、


短い波長の波


のような、短い波長の心を持った人がいるはずだ。



また、波長が合う人同士の波を足し合わせると共鳴する

下の図がそれ。足し合わせる前の波の形をキレイに維持したまま、振幅が大きくなっている。


縦軸の幅(振幅)が2倍になってますよ。



反対に、波長が合わない者同士の波を足し合わせれば、グチャグチャした波になる


不協和音もたぶんこう。


こんな感じにね。見た目が悪いでしょ。


このように考えれば、うまく説明ができそうだ。





そして最初の問いへ。



「波長が合う」って表現を考えた人、量子力学から着想を得たのかな?



あと僕が好きな文章とか音楽とかも、自分の心の波長と合っているんだろうな。


波長が合わない人と接するのも、違う考え方を吸収できるので、大切なことだと思います。傷つくことも増えると思いますが。また、波長が合う人たちがいることにもしっかり感謝して、生きていきたいです。



■バムさんも理系記事、書いてる!



僕は今週は理系ウィークにしているのですが、バムさんも対抗して書き始めました!

あと2日頑張りましょうー(もちろん強制はしません)。理系記事は、労力がいつも以上にかかるんですよね。バムさんもそう??

それを1週間続けようとしたことを、後悔しかけております。(そもそも自分は毎日投稿してなかったから、なおさら)


でも理系の話に興味を持っていただけるのならば、頑張れます。

あと2日、意味わからん記事もあるかもしれませんが、理系ネタを投稿します。よろしくお願いします。


参考文献


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