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おやさまたより

私の天理教修養科ものがたり パート4


 現在天理教団の組織は、真柱と言われる中山みきさんの血筋の人がその任に当たり信者を束ねています。その下に表統領・内統領といってそれぞれに下部組織が配置されて全国にネットワークされてもいます。
 
 また、その信仰の広がりは「おやさま」が現身を隠されて以後、先人である高弟の人々が夫々に我が身・一家の都合を捨ててその教えをそれこそ田地田畑を売り払うような猛烈な信仰をもって燎原に火を放つごとく伝わっていったものでした。
 教えを伝えた人が「理の親」となり、またその人が「理の子」を作っていくというような具合に講を結び大教会となり、部内教会となって広がっていきました。

 信者数は全国で200万人という教会本部の数字がありますが、実際のところはよく分かりません。宗教によくありがちな異端の考えを持つ人が現れて破門されたり切り捨てられたり・・或いは自ら信仰を離れていった人々も多いでしょう。
 オウム以後の宗教離れは「お道」と呼ばれる天理教にあっても例外ではありません。コロナ禍を経た現状は公称の一割くらいに減っているとみる向きも多いように聞きます。

 それでも尚且つ、熱心な信仰を守り伝えている大勢の信者が甘露台を中心として四方正面鏡屋敷と言われ東西南北に巨大な神殿に参集し、寒風吹きすさぶ吹きさらし何百畳という畳の上に着膨れて参拝するのをつい先日私のこの目で見てきたところです。
 というのも、「おやさま140年祭」を三年後に迎える三年千日のスタートの1月26日の春季大祭に雪を押して電車で駆け付けたからでしたが。

 天理教教会本部のホームページにの概要にはこのように書かれています。

『 天理教は、江戸時代の天保9年(1838年)、教祖・中山みきによって始められました。現在、日本国内を中心に、約1万6千の教会があります。信者数は200 万人を数え、その教えは海外80カ国に広がっています。

天理教信仰の中心は、親神・天理王命(おやがみ・てんりおうのみこと)によって人間創造の地点と教えられる聖地「ぢば」です。奈良県天理市に位置し、天理教教会本部の神殿と礼拝場は「ぢば」を取り囲むように建てられています。

全国各地の天理教の教会は、この「ぢば」の方角を向いて建てられています。信仰者は教会から「ぢば」に向かって、人々の幸せと救いを親神様に祈ります。また、教会を拠点に、他者への奉仕を通じて地域社会に役立つ活動を行っています。

親神様は、人間が心を澄まし、仲良くたすけ合いながら暮らす「陽気ぐらし」世界を望んで、人間と自然界を創られました。そして、教祖・中山みきの口を通して、その真実を伝え、私たち人間の真の幸福へとつながる確かな道を教えられたのです。

天理教は、世界中のすべての人々が、親神様に守られ生かされて、仲睦まじくたすけ合う「陽気ぐらし」世界の実現を目指しています。  』

 

 

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