見出し画像

学生芸人を考える

こんにちはカッコワラ所属の者です
今回は学生芸人について考えていることを書いていきます
個人的な事なので今回は存在だけはずっとしていたnoteに書くことにしました

まずなぜこういう記事を書こうと思ったかですが、カッコワラで大喜利のライブを開催した際、お客さんが二人で
やっぱり学生お笑いの集客は難しいなぁと感じたので、ちょっと言葉をまとめていきたいと思ったからです

今回のライブの集客がうまくいかなかった理由として考えられるのは主に2つだと思います
1.延期して日程調整がギリギリだった
2.そもそもみんな学生芸人に興味ない
一個ずつ考えていきます

1.の延期して日程調整がギリギリだった、に関してはしょうがない部分もあります
雪の影響で延期して次の日にちも10日前に決めたのでさすがに無理でした

このことからわかるのは、舞台などの日程は2か月前には決めといたほうがいいってことです
他の人が絶対来れるように2,3か月前にはスケジュール調整しておいた方がいいです

そもそも、学祭など確定で人が集まるイベントでは集客のことを心配する必要はありません
最高のパフォーマンスができるように準備するだけでよいと思います

しかしそれ以外のライブではそうはいきません
学祭とか全く関係ない時に、学生芸人のライブにわざわざ足を運ぶかと言われたら、友達でもない限りそうそう運びません

これは2.にもつながっていきます


続いて2.のそもそもみんな学生芸人に興味ない、についてですがこれが一番大きな壁です

だいぶ大きく原因をとってしまったと思いますが、今回はこのことについてまとめたかったのでこうしました

先日ライブでご一緒させていただいた同じ大学のバンドの方がおっしゃっていたのですが、M-1グランプリは楽しく敗者復活戦まで見ていたようでした

しかし、カッコワラのネタはその時のライブが初めてだったそうです

つまり、お笑いに興味がないわけではなかったのです
今までてっきり、地方のお笑いの文化が根付いていない地域ではお笑いに興味がないのだと勝手に決めつけていましたが、そうではなかったのです

そうなるともう原因は、
1)カッコワラに魅力がない
2)”学生芸人”という肩書
の二つに絞られると考えられます

なんか絞ってばっかりやな

まず”カッコワラに魅力がない”、ということですがこれはもうしょうがないことなのだろうと思っています

例えば関東関西では学生だけのお笑いの賞レースがあったりします
これは毎回すごい盛り上がりのようで、学生芸人あがりのプロの芸人さんをMCで呼んだりしていたりします

こんなこと普通あり得ないと思うのですが、特に関東では”学生芸人”という一つのお笑いのジャンルになっています
「学生なのにお笑いをしていてかっこいいね」という風に

広島でお笑いサークルはカッコワラだけなので母数という観点でも仕方ないかもしれないですが、結果がやっぱり足りないです
サークル時代の結果ではなく、サークルを卒業してからの結果です

今一番ブレイクに近いのはバチョフさんでしょうか
しかしバチョフさんがもし売れたとしてもカッコワラにお客さんが来るのは最初だけで、”学生芸人”が広島で受け入れられないと意味がないです

こんなことを言ってると「学生の努力が足りないんじゃないのか」「学生自身に魅力があればお客さんがくるんじゃないのか」
と思う方もいるかもしれないですが、これはサークル内の意識の問題でもあります

言ってもただのサークル活動なのでライブをすることよりも、お笑いの話がしたいだけの人や、ただみんなでワイワイしたいだけの人もいます

やりたいことがみんなバラバラなんです

これは「カッコワラが有名なサークルじゃないから」、「がんばってもスカウトされるわけじゃないから」という意識の結果です
だから仕方ないんです

みんなが共通の思いを持っていれば、カッコワラに魅力が生まれるはずなんです
でもそれは難しいことなんです、なぜならどっちも正しいから

サークルの域をどうしても超えないのです
僕は超えたいと思う人間側ですが、サークルを楽しみたいという人がたくさんいるのもわかります。むしろ僕が変な側です
だから強制させるとかはできないんです

足並みをそろえるのが難しいってことですね
でもだれも間違ってないからしょうがないってことなんです

次に”学生芸人という肩書”について

学生芸人はさっきも書いたとおり関東では一種のお笑いのジャンルとなっています
ここで勘違いしがちなのは、学生芸人個人に価値はないということです

価値があるのは”学生芸人”という肩書であり、個人ではありません
もちろん突き抜けて面白かったりしたら価値はでます
しかしほとんどの学生芸人はその領域までいくことはできません
現に2022のM-1グランプリで3回戦にいった学生はいなかったです

今はM-1も予選から動画を配信し、各コンビのYouTubeにネタをアップし企画をやり、ラジオを配信するなど無料のコンテンツがあふれかえっています

そんななか、わざわざ学生芸人のライブに足を運ぼうという人はいません
いうても友達とかです

学祭とかはお客さんがたくさん来てくれますが、それは学祭というそもそも人が集まるようなイベントだからで、東京が集客うまくいっているのは
「学生芸人でお金儲けしよう」
と考えている大人がいるからです

普通に学内ライブを開いてもお客さんはそうそう来ません
地方学生芸人の価値なんてそんなもんなんです

”学生芸人”ではなく”自分”の価値をつけるなんて不可能です
たった4年で学内の人気者になるなんて無理です
毎年学生は変わっていきますし

だから自分たちのライブでお金を取ろうとは思いません
無料で見てもらってなんぼの世界だと僕は思ってます
もちろん呼んでいただいたライブだったりとかはお金を払っていただく可能性はありますが、
それこそわざわざアマチュアの学生芸人にお金を払いたいと思う人は正直あまりいないと思います

それだったらプロの芸人さんの寄席なんかにいった方が100倍面白いし楽しいです

そこそこのネタ、そこそこの平場、そこそこの大喜利にわざわざお金を払っていただける方が奇跡だと思います
本当にいつもありがとうございます



学生の価値を見出すのはめっちゃ大変です
どの層にターゲットを絞るか、どういう風に告知していくのか、どうやったら興味を持ってくれるのか、考えないといけないといけないことが多いです
僕は今年一年上級生としてライブに関わらせていただきましたが、結局正解を見つけることはできませんでした

正解なんてないのかもしれないですが


とにかく、
1)カッコワラに魅力がない
2)”学生芸人”という肩書
この二つをどうにかしないと、今後学祭以外の定期ライブなどでお客さんがくることはないです
でも、どうにかしなくてもいいんです
たかがサークル活動なので
難しいですね


長く拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました
これからも学生芸人として謙虚に頑張りたいと思います











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?