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M-1グランプリに挑んで思ったこと2

おはこんばんにちは

つまらん挨拶から失礼します

かんがるーの2回戦が終わり、学生としてのM-1が終了したので(10月末の話)反省会をしていきたいと思います

前回の記事

前回の記事で、「挑戦型、分析型のどちらかに絞って挑む」というようなことを書き、僕たちは「挑戦型」で挑むことにしました

M-1に刺さるような漫才を作るのではなく
ただただネタをどの現場でもウケるように仕上げていきました

今回は去年と違って2回戦までライブが3.4個あったのでネタを叩くことができたのですが、それが意外と悪い方向に行ってしまった気がします

展開を増やしたい、どうにかしたい、最後もっと盛り上げたいとかいろいろ考えた結果、3分半だと収まらない尺になってしまいました

最初に披露したときは4分半くらいあって展開もあまりなく、うろおぼえのせいでゆっくり喋る、という内容でめっちゃウケました
これをあと1分縮めてさらに展開つけてってやったらそらウケなくなるのも無理はありません

喋る速度がおもろさの説得力を増幅させているということにもっと早く気付くべきでした
ゆっくり喋ってボケを減らすことがとにかく怖かった
でもよく考えれば、何組も審査する中で早く急いでネタしてしまう組を見なくなってしまうっていうのはわかることでした
ゆっくり確実におもろいボケを当てていくっていうのが、僕らみたいなもんの近道だったのかもしれません

僕らのネタ質的に「こいつらおもろそう」って思わせないとダメだったのかなと思います
あのネタだとそう思わせるにはテンポをもっとゆっくりにしなければいけなかったのかなと思います

あとはそもそも僕はネタを仕上げることが苦手なのかもしれません
最初にネタを作る時も「とりあえず」っていうのをあんまり入れたりせずに、満足いくまで考えたりすることが多いのでそこから更にってなるとどんどん雑な作りになっていく気がします
わりと作家思考なところがあるので、ウケることというよりも「良いネタ作れたぞ」が嬉しいのです
だから何回もおんなじネタしたくないんです
ウケるところはわかってくるし、ウケないときもある
だったら新しいネタして滑る方がマシ
って考えちゃいます
こんなもんはただの願望なんですけどね

結局は僕くらいの才能では、挑戦型ではなく、分析型でいったほうがよかったのかもしれません

あとは今回は僕が先導してネタを作っていたのですが、都度お互いの感覚を確かめながら作っていました
今回思うのは片方の思想を全面に押し出すべきでした
去年は別のコンビで挑みましたが、その時はお互い時間がたっぷりあったので、お互いの納得がいくまで何回も話し合いをすることができました
しかし今回はお互いが忙しい時期と2回戦の時期が重なり、週末の出番の前だけネタの相談を軽くして前回ウケなかったところを変えてネタをしてということしかしませんでした
僕か相方かどちらか片方の思想、おもろいと思うこと、戦略というのをもう片方が信じて挑んだ方がよかったかなぁと思ってしまいました

僕は自分の面白いと思うことにあんまり自信がなく、自分のおもろさとかにも自信がありません
今までウケたことや芸人さんを参考にして笑いを取ってるだけだと思ってます
なので相方に信じさせることができなかったと思います
僕も芸人さんのネタのセオリーを信じていた分、相方の案がセオリーに乗っかっていないと拒否してしまっていました

結局僕は器用なだけで、お客さんにめっちゃおもろいと思わせることはできませんでした

めっちゃ落ち込んでるように見えるかもしれませんが、こんなことはずっと考えていることなので今更何か変わるわけではありません
僕は器用な分そういうことを受け入れるスピードが速いだけなのです
器用貧乏なことを受け入れることは何年も前に済ませていました
器用貧乏の悲しい性です
器用貧乏についてはまた書こうかな

ちょっと暗すぎる回になってしまいましたが、悔しい気持ちはあんまりありません
ネタを仕上げていく中で、これじゃ無理かもなと心のどこかで思ってしまっていました
ダメージをあんまり受けないようにあらかじめダメなパターンを想像してしまう
器用貧乏の悲しい性ですね
もっと一年かけて自信のあるネタを仕上げていったほうがよかったです
自信を裏付ける結果がないとダメでしたね~

とりあえず次はR-1エントリーしたので頑張ります
2回戦いきたいので


あと大学生M-1は1回戦で落ちました


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