サポートのマッチアップ解説③

前回の記事に続き、第３弾としてサポートチャンピオンのマッチアップ解説をしていきます。
今回はTierが低いサポートに対してのカウンターチャンピオン解説です！
また、今回はマッチアップの前に集団戦におけるワーディング記載しています。
適切な位置にワードを置き、集団戦でサポートの役目を果たしましょう！
（こちらのカウンターマッチアップはパッチ13.17段階のものです。）
（統計サイトによりデータを算出しております。左記データに詳細を言語化したものです。）

集団戦におけるワーディング

集団戦の際、サポートで意識しなければならないことが７個あります。
　①イニシエートを自分が担当するか
　②イニシエートは味方に任せて、CCを敵のキャリー用に取っておくか
　③集団戦の前のワーディングが適切な位置に置かれているか
　④デワードがしっかりできているか
　⑤集団戦が始まった際、即座に近場のブッシュにワードが置けているか
　⑥相手のサモナースペル・アルティメットはどんな状況か
　⑦相手のビルドはどのような状況か（育っているのか、時計があるのか）
今回は⑤のブッシュへのワーディングに焦点を当ててお話をしていきます。
まず、ここでは集団戦の前にワーディングができていること、そしてデワードができていること、一度リコールができておりワードスタックが潤沢にある状況下でのお話になります。
（出来ていない！という方、個人DMまでご連絡ください。教えます。）

集団戦の時「味方が殴ってくれれば殺せたのに！」「なんで前に出て殴ってくれないの！」「こんなにタンクしてるのに！」「こんなに守ってあげてるのに！」と思ったことはありませんか？
それ、殴ってないのではなく殴れないのです。ブッシュが怖いのです。
サポートはいいかもしれません。ただスキルを振るだけですから。ですがADCはAAを常にしなければならないのに、身体が非常に柔らかい。そのためすぐ真横のブッシュがちょっと暗いだけでも前に出られません。いきなり育ったMIDやTOP、もしくはJUNGが出てくるかもしれませんから。
そういう時は、『集団戦が始まったら』ワードを近くのブッシュ、または壁の向こう側にすべてに置きなおしてください。せっかく奥に置いたワードが消えちゃう？関係ありません。目の前で戦いは起こっているのです。奥の視界なんかいりません。
そんなことよりADC近くの暗い場所すべてにワードを再度置きなおしてあげれば、ADCがしっかりとダメージを出してくれるようになります。
自身がイニシエートを仕掛けて前にポジションを取る際も同じです。
自分が敵に突っ込んで行ったら、とりあえず近くにおけるブッシュすべてにワードを置きましょう。壁の向こうにワードを置きましょう。常に誰かがブッシュの中にいられるわけではないでしょう？
そこの視界が、味方は欲しいのです。戦う前のワードは、敵の入り方を見るため。戦っている最中のワードは、味方が攻撃的に動けるため。
せっかく置いたのに…という気持ちは一切捨てて、目の前の集団戦に集中しましょう！

カウンターマッチアップ

【不利】ナミ　【有利】マオカイ・ソナ
※ブリッツ・ノーチなども有利ですが色々なチャンプを紹介したいためちょっと味変としてマオカイでの紹介です。
→マオカイの場合。
マオカイは対象指定ccを持っているため、非常にガンク合わせが強力です。また、GANK警戒も非常に優秀なキャラクターです。Eの苗木でワードがない時間帯もリバー側を警戒することができます。
また、ナミのレーン戦は基本的にWとAAを活かしたダメージトレード。（またはナミのEをADCに付けてのダメージトレード、またはオールイン。）
マオカイのWの射程は525で、ナミのAAの射程は550。ほんの少しでもナミが立ち位置を間違えれば、こちらはＷでキャッチから入りオールインできます。
また、ナミはピール能力が思ったほど高くありません。マオカイが敵のBOTどちらかをキャッチしたファイトを起こせばダメージトレードは有利に行えます。また、集団戦でのCC量、ピール力、タンク性能、視界確保能力も圧倒的にマオカイが上回っているため、2vs2もよし、ガンク呼ぶのもよし、ガンクさばくのもよし、集団戦もよしの、オールラウンダーです。
→ソナの場合。
ナミの強みはエンチャンター特有のレーンの強さにあります。かなり前半に寄った形のパワースパイクです。それでは、こちらもエンチャンターを出したらどうなるでしょうか。しかも、レイトキャリー系の。それがソナです。
レーン戦でのダメージトレードでも、こちらはQ、強化AAで反撃可能。Wでレーン維持も容易です。しかしながら相手の方がCCが多いためガンクには要注意。
あとは集団戦、後ろでW・Eをバラまいていれば大活躍間違いなしです。
（集団戦の時は、強化AAはWorEの強化AAをしましょう。アサシン相手にはWの強化AA、ファイターにはEの強化AA）

【不利】マオカイ【有利】アリスター・ハイマー
→アリスターの場合。
こちらのタワー寄りの場合、マオカイのWのinに対してQ→Eキャスト→W（タワー方面）→Eでダメージトレード。
中央、または敵よりの場合や若干不利ウェーブの場合、敵のADCにW→マオカイにQでいなせます。
こちらから仕掛ける時は、マオカイの距離と味方のADCの距離を考慮し、アリスターが入ってもADCがフォーカスされないかをしっかり確認してから入りましょう。
集団戦時、マオカイのULTは必ず自分が先頭に立って受けること。まずそうな状況であれば、ULTを食らった後に即座にこちらもRで返してCC解除しましょう。
こちらから仕掛ける場合、ADCとの距離を気にせずオールインしてOK。どうせ後ろのほうにいてくれるので引っかかることはないです。
→ハイマーの場合。
ハイマーのタレット（Q）をマオカイが破壊する術を持っていないため、常にウェーブコントロールを掌握できます。
立ち位置の基本はタレットの近く。タレットに対してAAモーションが発生したADCに対してEを投げるとスタン、またはダメージを与えられ強化Qのダメージも入ります。
マオカイのWのinに対しては、タレットを再度近くに置きなおすことで対応可能。入ってきたマオカイにスキルを振るとタレット３つがフォーカスしてくれるためマオカイは死にます。
Rの使用方法は、基本的には強化Eを使用しましょう。またはブッシュ待機してタレットを３つ設置。近づいた敵にE→(Qの強化スキル)→RWで敵は死にます。ビルドは敵にタンクが入れば仮面、全員柔らかいときはプロトベルトをオススメします。（某OTP様参照）

【不利】バード【有利】ソナ・ブリッツ
→ソナの場合。
バードのスキルはWが回復、Eが移動。攻撃スキルはQとパッシブAAのみ。そのためQとパッシブAAを活用して戦い、オールインで倒すのではなくジワジワと削ってくる戦い方をしてきます。その点、ソナはQとパッシブAAという同様の戦い方ができ、さらにパッシブAAではこちらの方がダメージが上。また、射程もこちらの方が50も上なので優位を取れます。Wの回復もあります。強いですねェ。
気を付けなければいけないのは、バードが見えなくなったとき。ヤツらは壁越しにEでブリンクしてきて、ついでにジャングルを連れてきます。見えなくなったら不用意に前に出るのは控えましょう。
また、バードはRのキャッチ性能も高いです。こちらがレーン主導権を握れるハズなので、そのままタワーシージに行くのではなくディープワードを刺して敵ジャングルがどこにいるのか把握してからアクションを起こしましょう。
→ブリッツの場合。
ブリッツの説明の時、いつも同じことしか書いてない気がしますが、フックをして殺す。これだけです。
敵は身体が非常に柔らかいのにも関わらず、ハラス方法が８割AA頼りです。バードをフックしても、敵ADCをフックしてもダメージトレードは優位に立てます。しかしながら、バードはブリッツ対面の時にはガーディアンを持ってくることが多いです。ブリッツのスキルセット上どうしてもガーディアンは剝がせないので、オールインの際にはガーディアンのシールドも考慮してください。キルラインがだいぶズレます。
また、下記は非常に大切なことなので覚えてください。
①フックはいたずらに振らない。（持っているだけで圧力が出て、敵も前に出てこれない。外すと逆にバードにいじめられます。）
②常にプレッシャーを出す。（当たる・当たらないではなく、それ以上くるなら当てるぞみたいなポジション。あなたが後ろに下がるとADCが攻撃を食らいます。）

【不利】ブラウム【有利】ソラカ・ヴェルコズ
→ソラカの場合。
ブラウムは守ることが非常に優秀な分、攻めることが苦手なキャラです。そのため、レーン番長のソラカを使ってみてください。QとAAを駆使し相手のHPを削りに削りましょう。気を付けなければならないスキルはただ１つ、Q。ブラウムがQを外した瞬間、さらに強気にAAをしに行ってください。
ブラウムのコンボとしてあるのが、ミニオンにW→Q→キャッチの流れですが、Qがないとそもそもスローが入らないのでほぼ逃げられます。
中盤以降は、もちろんですがQ・AAハラスはしに行かないこと。普通にこっちが死にます。基本的にADCの後ろに居ましょう。
→ヴェルコズの場合。
これ、ヴェルコズじゃなくてもゼラスでもOKです。上記した通り、攻めるのが苦手なキャラです。こちらは長距離スキルで一方的にガンガンハラスしていきましょう。ソラカと違い、こちらはそもそもQの射程にすら入っていないので、冗談抜きで相手は何もできません。
気を付けるのは、ミニオンにW→Q→キャッチの流れ。敵の前衛ミニオンとブラウムの位置が怪しいときは無理せずに距離を置きましょう。いじめるのは得意ですが、いじめられるのはNG。

【不利】セラフィーン【有利】パイク・ブリッツ
→パイクの場合。
カウンターらしいです。
→ブリッツの場合。
セラフィーン相手に他のフック系やオールイン系を出したとします。例えばノーチとかスレッシュ。セラフィーンは捕まった際、強化EをADCに打つと後続を止められるので思ってるよりもこちらが落としきれないんです。それならば引っ張ってやりましょう。関係ありません。また、ブリッツのRにはシールドブレイクがついているため、相手の強化Wも一部カウンターできます。
その他レーン戦での動きはバードの欄を参照してください。

【不利】ジリアン【有利】ジャンナ・セナ・レル
→ジャンナの場合。
ジリアンのQハラスに対して、Eのシールドで無効化。ジリアンはQ＋W＋Qでしかスタンが発生しないため、一度相手がQを打って外したら（当たったとしても爆発してから）W・EとAAを駆使してダメージトレードを行いましょう。
また、ジリアンの強みはE＋Q＋W＋Qのコンボ。しかし敵のEの射程は550、こちらのWは650のため、先にこちらがスローを入れてしまえば封殺できます。トコトコこちらに歩いてくる違和感演出満載のおじいちゃんにはスローを与えましょう。
集団戦中はピールもできますし、ジリアンのRで敵が復活した瞬間こちらもRを使用して敵を分断することも可能です。ジャンナのRは使い方がかなりあるので研究してみてください。
→セナの場合。
上記のように、ジリアンのコンボに対しAAの射程が最序盤から600あるセナに怖いものはありません。また、ジリアンのEは対象指定のためGANKの際に即座にEを使用することでQを投げてくることしかできません。序盤に大きく有利を作り、魂を回収し、後半は魂のスケールで暴れましょう。
→レルの場合。
ジリアンはかなり強力なレイトスケールチャンピオンな分、当たり前ですが序盤が弱いです。レルのLv1オールインはかなり強いです。Lv１から入っていってHP有利やフラッシュを落とさせるのが有効です。ジリアンのLv１はQしかないので臆することなく突っ込んで行きましょう。
また、中盤～後半の集団戦フェーズでもレルは集団にCCを複数吐けるため、ジリアンのRを吐かせる前にまとめてCC固めで倒し切ることも可能です。ジリアンがこちらの後衛をQ＋W＋Qで止めるためには前に出るしかなく、そこはレルのオールイン圏内。もし下がっていたら、Rは使用されてしまいますがQ＋W＋Qをこちらの後衛に吐くことができず自軍のADCたちはフリーで殴り放題です。

【不利】アムム【有利】ブラウム・タリック
→ブラウムの場合。
アムムはEのパッシブ（ダメージ低減）があるため、基礎ARが低く設定されています。そのため、アムムはLv１からのオールインが非常に強力ですが、こちらはブラウム。最強のパッシブを持っています。臆することなくQ＋AAで反撃してください。
基本的にブラウムはオールインサポートに対して非常に強力なカウンターチャンプとして有名です。アムムは仕掛けたいけど仕掛けると殺されるため、前に出てこれません。ブラウムのＱはダメージも思ったより優秀なので、オールインされる前に相手のＨＰを削っておきましょう。また、アムムはガンク合わせが非常に強力なためワーディングはしっかりとするように。
アムム相手の際は、必ず靴をマーキュリーにしましょう。ブラウムの立ち位置的に、どうしてもアムムのRを一緒に食らってしまいます。いち早くCCから抜け出してW＋E＋Rで味方を守り、チーム全員で反撃の時間です。
→タリックの場合。
皆さん大好き、タリックのお時間です。Lv1アムムに味方のADCが捕まるとダメージトレード負けます。本領発揮はLv３から。アムムはスキルの性質上、常に片道切符で戦います。タリックのQとWを駆使した無限の回復・シールド・CD軽減でアムムのオールインに対抗できます。むしろ殺せます。
味方ジャングルが敵に接近することが容易なキャラの場合、ガンクをもらう前に先にジャングルで落ちあい先にWをつなげておきましょう。Eをジャングルからも出せるのでキャッチ性能が大幅に上がります。
中盤～後半の動き方が難しいですが、Wの契約先は自身の動きで味方の前衛に付けるのか、ADCに付けるのかを随時判断していってください。自身が全線で戦いを起こす（エンゲージやCCチェインを狙う）場合、Wの契約先はADCに。ULTを後衛にも余すことなく入れられます。自身がピールに回る動きをする場合、前衛にWを使用してULTはADCにくっついて入れてあげましょう。なにをするにもADCを守るという意識は絶対に持っておいてください。

最近は見る機会が減ったものの、まだまだ活躍できるポテンシャルを持った７体のチャンピオンのカウンターについて解説いたしました。
今後も他チャンピオンのカウンターマッチアップを解説していきます。
希望するチャンピオンがあればX(Twitter)のアカウント
せんどちゃん：https://twitter.com/Sendonoitteki55
までご連絡ください。次回のカウンターマッチアップの作成時に優先して
記事を作成いたします。

ここまでご視聴ありがとうございました。