子どものやる気の引き出し方① #120

石田勝紀先生の考え方が大好きで、この2年ほど、石田先生が主宰する勉強会などで継続的に学んでいる。
石田先生の勉強会のテーマや、石田先生のもとに寄せられる相談は子育てや教育に関するものがほとんどで、わが子への声かけや子育てスタンスに活かすというのはもちろんだが、それよりも、まず自分自身に役立つ、心が軽くなる内容が盛りだくさんで、まず自分自身に活かしている。そのおかげもあって、育児中の母親として、そして1人の人間としてのありかたに軸ができてきたと感じている。

子どものやる気を引き出す親は、子どもの「心の状態」を見ています。

心が動いていなければ、行動は変わらない。

やる気をガソリンに置き換えると、やる気がない子どもに「やりなさい」と親が言っているのは、ガソリンが入っていない車を無理やり押して、動かそうとしているようなもの。

子どものやる気の引き出し方 石田勝紀 日本能率協会マネジメントセンター

4か月前、絶対に私には出来ないと思っていた毎日のアウトプットの背中を押してくれたのも、石田先生だ。
長年、心の奥底にしまい込んでいた「やる気」をいとも簡単に引き出してくださったのだから、もうこれは私にとっては本当にありがたい「神業」としかいいようがない。

あの時、「文章力はありそうだし、とりあえず1年、新しく学ぶことをやめて、書いてみたら?」と仰ってくださった。

私のやる気が引き出された理由を考えてみると、

まず「文章力があるかも」という先生の見立てが嬉しくて、「私にはできない」というマインドブロックが外れた。
そして「やりなさい」ではなく、「やってみたら?」とひとつの選択肢が提案されたことで、「やらなくては」ではなく「できるかも」という自分への期待が持てたこと。
1年後にどんな景色がまっているのかが知りたくて「やってみたい」という気持ちになったこと。

子どもの心より前に、まず私の心がどこを向いているか、が大切なことをいつも感じる。

子ども向けの本だけど、大人になった元子どもの私にもとても役立つ本だ。

引き出し方がたくさん紹介されているけれど、これだけあれば、どれかは当たるものがある、ということ。
つまり当てはまらない場合もある。だから全部全部を必死にやろうとするのではなく、この子には(自分には)どれが当てはまるかなと、考えながらさりげなく取り入れていくのがいい。

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