積小為大

大事をなさんと欲せば、小さなることを怠らず勤しむべし。小積もりて大となればなり。凡そ小人の常、大なる事を欲して、小なる事を怠り、出来難き事を憂いて、出来易き事を勤めず。それゆえ、つい大なる事あたわず。それ大は小を積んで大都なる事を知らぬ故なり。

二宮翁夜話 第十四

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