一休さんの遺言

一休さんが死ぬ前に、お弟子さんに一通の手紙を渡した。
「本当に困ってどうしようもないときに開けなさい」
何年か経ち、本当にどうしようもない事態がやってきた。

一休さんの知恵をかりるときがやってきた。

手紙にはひとこと、「心配するな、なんとかなる」

不安や心配、問題ごとは次から次にやってくるし、大変だけど、それでも私たちは、なんとかかんとか過ごしている。
1年前に真剣に悩んでいたことも、何に悩んでいたかさえ覚えていないこともあるぐらいで、ちゃんと、なんとかなってきている。

一休さんといえば、何事にもひるまず、あわてず落ち着いて「とんち」を連発。
「なんとかなる」と楽観視しているからこそ、そのこころの余裕がとんちを生み出していたのだな。

焦ったり、不安や心配が大きい時は、うまくいかないけれど、落ち着いて、楽観視できるときは自然とうまくいくものだ。
結局は気持ちのもちよう、「なんとかなる、なんとかなる」

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