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風力発電が異常気象を作り出す可能性???

まず、私が完全な素人で思いつきの妄想を書いているということは言及しておきます。

2023年夏、猛暑のニュースに事欠かきません。日本ではじめて40℃を記録したとか。ヨーロッパで熱波で山火事や農作物が不作になっているとか。アメリカのデスバレーで54℃を記録したとかなんとかです。こういう話題はしばしば温暖化の話題とともに語られます。といっても、産業革命以降、地球の平均温度は1.1℃しか上がっていないそうです。だとしたら、一部の地域が熱くなっていても、別の地域が逆に涼しくなっているということが考えられるでしょう。で、もしかしたら、風力発電が地域ごとの温度差を作り出しているのではないか、というのがこの文章で主張したい、僕の妄想です。

中学校の理科で習った知識の限りでは風は熱循環の役割を持っているそうです。つまり、赤道付近で温められた空気を極域まで運ぶことによって、赤道付近を涼しく、極域を暖かくしている役割があります。そして、下図のような大きな循環になっているそうです。


Wikipedia:大気循環より(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B0%97%E5%BE%AA%E7%92%B0)

程度は不明ですが、少なくとも風力発電が風にとって抵抗になっているのは間違いないでしょう。風が吹くためのエネルギーを風力発電が奪っているのですから、(熱力学的にも)そのエネルギー分くらいは風にとってなんらか抵抗になっている筈です。その結果、赤道付近はより熱く、極域はより冷たくなるでしょう。

Sustainable Japan(https://sustainablejapan.jp/2018/02/20/wind-power-market-2017/30714)より

ヨーロッパの例で考えてみますと、風力発電の場所はドイツ、スペイン、イギリス、フランス等、主にフェレル循環(上図)の地域にあります。そして、この仮説が正しいなら、風力発電を多数設置した結果、フェレル循環による熱循環が滞り、中緯度高圧帯である地中海沿岸の温度が高くなるという、昨今の気象状況の説明ができそうです。

とはいえ、この仮説の課題は風力発電の設置の有無でどれほど風が起こりにくくなるのだろうという定量的な説明が圧倒的に不足しているところです。熱力学から軽く概算してみようと思ったのですが、恥ずかしながら実力不足で諦めてしまいました。とはいえ、石油や原子力を代替しようとしているくらい莫大なエネルギーを風力から取り出しているのですから、それなりの数字がでてきてもおかしくはないでしょう。

物理か地球科学の人でちゃんと計算できる人いませんか??よろしくお願いします!!!

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