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ポルノグラフィティ3曲目ヒトリノ夜について。

 2枚目シングル曲であるヒトリノ夜。1999年当時にテレビで放送されていたGTOというアニメのオープニング曲として使われているこの曲。アニメを観ていた私だったが、ポルノグラフィティの曲だとは知らずにヒトリノ夜がどこかで流れるといつも「GTOの曲だ!!」と思っていた。後にファーストアルバムであるロマンチスト・エゴイストを聴いて知るわけだが、ちゃんとアニメを観ていれば分かっただろうに・・・。
 ヒトリノ夜はミュージックビデオいわゆるMVが好きだ。当時はプロモーションビデオPVと言われていたものだ。特に私が好きな場面はボーカルの昭仁さんが着ているYシャツが乱れ、鎖骨や肩が半分露出しているシーン。歌詞にもこんな印象付ける書き方がされている。

思い出だけ心の性感帯 感じちゃうね

性感帯とは、性的に身体などのどこかが特に敏感なことをいう。そんな歌詞だからこそ、あのシーンが生まれたのかもしれない。
 ヒトリノ夜にはもうひとつのバージョンが存在する。シングル曲として、GTOのオープニング曲としても作られる前のものだ。このバージョンは2016年のファンクラブイベントライヴで披露されており、メンバーによると「この曲はブラッシュアップされる前の曲で、きっと皆は今のヒトリノ夜の方がいいな、と思うよ。」ということを話していた。この曲は晴一さんが作詞をしている。ブラッシュアップされる前の作詞はプロデューサーの本間さん。当時あか抜けなかったメンバーに想いを込めた詞であったが、残念ながらそうはならなかったそうだ。  私はこんな質問を受けたことがある。
「“ヒトリノ夜”に聴きたい曲は?」
私が悩んだ末出した答えはポルノグラフィティの「ラスト オブ ヒーロー」。 理由はというと、「なぁ かつての 子供たちよ 今でこそ大人面してる お前だ 俺は何を伝えた?一度だって逃げたか?」という歌詞があり、本当に“お前だ”と自分に言ってきているような感覚に陥ってしまうのが何故かなんともいえないのだ。

だからロンリ・ロンリー 切なくて壊れそうな夜にさえ
ロンリ・ロンリー 君だけはオリジナルラブを貫いて
ロンリ・ロンリー 逢いたくて凍えそうな毎日に 言葉にできないことは無理にしないことにした

 こんな夜が訪れるのだろうか。そう、いつかは誰しにも訪れる可能性がある、ということを考えた。私ならさっき言ったようにラスト オブ ヒーローでも聴くのかもしれないし、一人であることに打ちひしがれるのかもしれないし。
 やっぱり一人は寂しい。誰かに逢いたくなる気持ちも出てきてしまう。自分が思う「あの人」に。なんて、日々の暮らしのひととき。辛かったり楽しかったり悲しかったり。そんな中にヒトリノ夜。あなたならどうしますか?

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