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第33回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン

2023年4月16日(日)、第33回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンに参加してきた。

結果から言うと、残念ながら途中リタイアとなった。
その原因や言い訳をあえて残し、次のチャレンジに繋げたいと思う。

当日までの練習

2023年に入ってから、当日を迎えるまでは個人的には走り込めていた。
寒さ厳しい長野県で仕事前の早朝に距離を踏むのは難しい。が、頑張った。


2023年1月
2023年2月
2023年3月

1月〜3月までそれぞれ300km以上走ることができていた。
月間300kmという距離は人それぞれの捉え方があると思うが、
個人的に月に200km以上走ると大抵どこか痛めてしまうことがあったり、
また、中学生時になんとなく「月300km」が頭にあったこともあったりして、
一つの指標になっている。

4月を合わせると、今年に入ってから約1000km走り込めた。
世の中には月間1000kmが当たり前の人もいるが、それぞれだ。

前日の動き

今年度から仕事の転任により、松本市に居住している。
また、仕事の内容も激務になり(厳密に言えば仕事の内容というより任されたものが激務を要するものだっただけ)、前日15日の13時頃に山梨県へ向かった。

まずは会場に行き、参加賞をGET。
TNFのTシャツ。薄目で夏のランニングでは活躍してくれそうだ。

その後、宿に移動。
今回宿泊したのは、「CABIN & LOUNGE HIGHLAND STATION INN」。
人生初のカプセルホテルである。

初めてはドキドキだ。

カプセルホテルと言われればあまり心地よくないイメージを勝手に抱いていたのが正直なところ。

しかし、中に入って受付を済ませ、ロッカーに進むと印象は変わった。

自分のロッカーに荷物を入れ、周りを様子見。
清潔感のある綺麗なシャワールーム。手洗い場。
また、ゲージも思ったより横に広く、ただ寝るだけというには贅沢な空間だった。

充電関係も充実。
広さが伝わらない・・・

早めにシャワーを浴び、荷物を整え、就寝。
時刻は18:00くらいだったと思う。

当日の動き

朝は1時頃に起床。
前日に用意したものを揃え、ホテル前のコンビニで朝食を買って現地へ。

会場に着くともちろん真っ暗。
着替えと荷物預けをしてスタートラインへ。

会場付近は電灯で明るいが、真っ暗。

今回使用したシューズは、
サッカニーの「GUIDE15」である。

レースについて

スタート

午前4時。スタート。
周りの盛り上がりを感じつつ、ワクワクしながらスタートラインを通過した。

スタートライン横。

スタートは歩道なのでとにかく狭い。
前の人の足を踏まないように気をつけながら、小走りで外へ出る。

また、足元が見えないので不安な人はヘッドライトがあると良いかもしれない。

スタートから10km

富士北嶺公園を出発して最初は下り基調。
ペースも想定より速く、「6'00"/km」を切っていた。
普段のジョグならまだしも、これから100km以上走るというのに、
自分としては脚を使いすぎていた。

それでも気分が良かったことや、速く帰れるかもしれないという
不思議な高まりに落ち着くことができなかった。

それに写真を撮ることもなく進んでいた。

通過は1時間4分40秒。

10km〜20km

10kmを過ぎると山中湖に出る。

山中湖といえば、「ゆるキャン△」で「大垣千明」や「犬山あおい」、「斉藤恵那」の3人が寒さを計算に入れずに冬キャンプを実行して危うく凍死しそうになった場所だ。

標高約1000m。
木の板目上のコースは何だかよく弾んだ。
写真を撮りたかったのだがここでも快調に飛ばしてしまった。
「5'30"/km」くらいで、「調子がいいな」と思っていたことが今となればバカバカしい。

山中湖から望む薄暗い富士山がとても綺麗だった。

通過は2時間2分52秒。

20km〜30km

この区間もとても走りやすかった。
下り基調であったし、太陽も出てきて暖かくなってきていた。

調子に乗ってペースが上がり、たくさん人を抜いた。

通過は2時間54分29秒。

30km〜40km

ここで異変が生じた。

33km〜40kmまでの約7km区間が富士北嶺公園まで戻る上り坂になる。
高低差は約100m。

止まらないようにちょこちょこ登っていたのだが、
急に脚が動かなくなった。

原因は明らかで、前半のペースだ。
自分の実力からはかけ離れたペースだったこと。

登り切ることには脚はもう使い物にならなかった。

通過は4時間2分50秒。

40km〜50km

この区間は河口湖へ向かう下り坂。
富士山マラソンのコースと被る部分もある。

悲しいことに下り坂を耐える筋力が全くなかった。
こんなことは初めてだった。

どんなにペースダウンしてもなんとか動けたのに、
今回はもう動く気にならなかった。

こんな日もあるんだな、とぼちぼち歩き始めた。
まだ半分以上もあるのに、
帰りは今降ってきた坂を登るのに。

河口湖大橋で見えた富士山も
壮大だけどワクワクしなかった。

初めて棄権しようと思った。

通過は5時間48分00秒。

50km〜棄権

50kmを過ぎたあたりから完全にレースを捨てた。

ぼちぼち歩いたり止まったり。
座って湖を眺めもした。

ただ今回はこれまでと違って、
歩くのもしんどいのだ。

だからなんとかいけるところまで歩こう、という気にならない。

関門まで行ってバスに乗ろう。

それだけを考えてぼちぼち歩いた。

第三関門が河口湖から西湖へと続く登り坂の途中にある。

そこでは西湖を走り終えて戻るランナーが反対側を悠々と走っていた。

不思議と悔しさもなく、早く座って帰りたい気持ちでいっぱいだった。

55kmでリタイア。通過は6時間36分34秒。

棄権してからのこと

人生で初めての棄権だった。

バスには同じく棄権するランナーが思ったよりもたくさんいた。
皆、調子が悪かったのだろう。

バスに揺られて気付けば富士北嶺公園に戻っていた。
あっという間だ。

荷物を受け取って車へ。

お腹も空いていないし、なんだかぼーっとする。

帰りに行こうと決めていた温泉に向かった。

振り返って

嬉しさも何もないので、棄権してからのことは特に残すつもりはない。
けれど失敗したので、反省は大事だ。

今回ここまで走れなっかったのは、大きく2つ。
レース前半のオーバーペース。
準備期間の走行距離の不足。
と感じている。

まず「レース前半のオーバーペース」について。
私自信、目標は完走であった。
それゆえ、設定ペースは関門時間程度と思っていた。
思っていたのに、実際ははるか余裕を持ったペースで突っ込んでしまった。
実力があればいいのだが、ぼちぼちしか走れないのだからそれはマズイ。

具体的にいえば「6'30"〜7'00"/km」程度のペースが理想だったのだろう。

もしくはエイドでしっかり休むべきだったと反省する。

*実際は第一関門が少し厳しい。

2つ目の「準備期間の走行距離の不足」について。
冒頭、今年に入っての走行距離は
1〜3月までそれそれ「約300km/月」と記した。
これ自体は最低ラインであるが足りていると思う。
問題は、準備期間として3ヶ月しか走り込めなかったことだ。

普段、月300km走る人が、
たった1日でその三分の一の100kmを走れるか、と言えば怪しい。

けれどそれを数ヶ月、せめて半年ほど続けていたら結果は違っただろう。

具体的には、6ヶ月ほどの十分な準備期間があったら良かっただろう。

次について

次のレースは未定である。

エントリーしているものもあるが、
仕事の兼ね合いで参加できるかわからないからだ。

それでも健康や体型維持、その他いつかのレースに備えて走り続けていたいと思う。

そこでのnoteでは嬉しさいっぱいの記録ができればいいな、と思う。

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