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アキレス腱周囲炎

今年、6月に「アキレス腱周囲炎」になった。
完治に至るまで実に1ヶ月以上かかったため、回復の経緯を記しておこうと思う。

原因

発症したのは6月11日の日曜日。
この日、仕事の関係でリュックを背負って通勤ランをしていた。
天候は雨。

仕事場までは片道約18km。往復で約36km。
いい練習になるな、程度で出かけた。

往路は特に何もなかったが、寒い中走り続けたため当然の疲労感があった。

問題は帰路。
確か、家まで残り6km程度だったかと思う。
左脚のふくらはぎ下部にハリを感じた。

実は1週間前の6月4日の日曜日も同じように通勤ランをしていた。
距離も約30kmあり、2周続けての30kmのjogであった。

そのため、疲労が溜まっているなぁ程度に思っていた。

そして、恐らく日頃行わない距離走の連続が、
アキレス腱やその周囲のオーバーユースとなっていたのだろう。

翌日、その翌日も、走ろうとすると鋭い痛みを感じるようになってしまい、
治療に専念することに決めた。

治療

これまで、脚のどこかに違和感を覚えると大体近くの「接骨院」に通っていた。
マッサージや電気治療を週に1度ほど行いながら回復を目指していた。

今回、引越しに伴いどこに何があるか分からなかったため、
通っている美容院でオススメされた場所へ行った。

それは、とある「整骨院」である。

「接骨院」と「整骨院」。
この違いをご存知だろうか。

調べてみると・・・どちらも内容は同じようだ。

それは置いといて、「整骨院」へ行ってみた。
そこで言われたことは、
・外腹斜筋を上手く使えていない。
・大臀筋を上手く使えていない。
ということだった。

どちらも左右差を確認すると、故障した左側の筋肉が上手く使えておらず、
走る際にふくらはぎを酷使していたようだ。

それから週に1度程度で通院した。
その他の部位を使えるように補強を交えながら、
電気治療を繰り返した。

しかし、今回はなかなか良くならなかった。

模索

治療を何回か続けたが、一向によくならなかった。
無理に走ろうとすると鋭く痛み、練習は完全にストップとなった。
気分転換にwalkする程度で、なかなか戻る気配がしなかった。

そこで、SNSで「アキレス腱炎」について見ていると、
鍼治療をしている人が多い気がした。

しかし、これまで1度も鍼治療をしたことがなかったので、
どこか探して行く気にはならなかった。

というのと、「アキレス腱」そのものが痛いような感じではなかった

どこかモヤモヤしたままインターネットを探っていると、
アキレス腱周囲炎」というものを知った。

ふくらはぎとアキレス腱の間ら辺に違和感や痛みを感じていたため、
恐らくこれだろうと。

そして、ある市内の「整形外科」にあたることになった。

治療②

初診

7月18日の火曜日。
約1ヶ月経ったのに良くならないことに苛立ちすら覚え、
すがる思いで医者を変えた。

「整形外科」ではレントゲンを撮ったり触診してもらったりした。
結果、「アキレス腱周囲炎」ということで、テーピングの巻き方や湿布、薬を出していただいた。

今回、驚いたことがいくつかあった。

1つ目は、飲み薬の処方だ。
出していただいた薬は、
「ロルカム錠」、「エペリゾン塩酸塩錠」、「レバミピド錠」の3種。
炎症を和らげたり、胃を守ったりする薬だ。
脚の故障で飲み薬を出されたことがなかったので、驚きであったが、
よくよく考えたら脚の故障で「整形外科」に来たことがなかったので
初体験というのは当たり前だった。

2つ目はテーピングだ。
テーピングは、アキレス腱を伸ばさないようにするためのテーピングだった。
この痛みを覚えてから、よくアキレス腱を伸ばしたり揉んだりしていた。
が、そのどちらも逆効果だったのだ。

これはシンプルにショックだった。
やはり専門家に診てもらうメリットはあるものだ。

テーピング、湿布、薬。
10日間様子を見ることになった。

2回目

この10日間でかなり回復した。
途中1度試しに走ってみると少し違和感はあるものの、
鋭い痛みがだいぶ消えた。
もう少し・・・といったところだ。

この回復具合には正直驚いた。
回復の正体は飲み薬なのだろうか。
身体に変な蓄積がなければいいが、大丈夫だろう。

2回目の診察は触診のみ。

少しの違和感があることを伝えると、薬が変わった。
「ボルタレンSRカプセル」、「ノイロトピン錠」、「レバミピド錠」。
飲む回数が減って良かった。

3回目

8月4日の金曜日。3回目の通院。

この日を迎える前に実は走り始めることができていた。

jogをすることはできていた。
WSは控えてたものの、とりあえず嬉しかった。

3回目も触診。かなり良くなったこととお礼を伝えた。
薬がさらに減って、これで終わりだ。
「メロキシカム錠」、「レバミピド錠」。

治療を終えて

今回、「アキレス腱周囲炎」になってみて、
日頃のケア不足もそうだが身体の使い方が適当だと感じた。

左右のバランスが悪く、使うべき筋肉が使えず、
結果的に局所にダメージを与えていた。

元からふくらはぎを酷使し、蹴って飛ぶようなフォームをしていることは
わかっていたが、こうも影響が出ると悲しい。

フォームを意識するとなんだかバラバラした走りになるような
気がして上手く走れない。

歳を重ねてきたこともあり、補強を行うべきなのだろう。

今後は、
・補強
・アイシング
・ストレッチ
に重点を置いてケアしていきたい。

もちろん、温泉やサウナも忘れずに。

もし、「アキレス腱周囲炎」に悩む方がいたら
ぜひ「整形外科」に通ってみてほしい。

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