ピクミン4 クリアレビュー
〇初めに
最近記事の更新頻度が増えて、時候の挨拶が思い浮かばない竹馬です。今回は、ピクミン4のクリアレビューをしていきたいと思います。
実はピクミンシリーズは1からプレイしているシリーズファン。WiiUもピクミン3の発売に合わせて購入したくらいには、ピクミンファンです。もちろんSwitchで出た3DXもプレイしています。
そんなにがっつり周回プレイをしているわけではありませんが、一応1の最短クリア記録は11日です。6日クリアのRTAとか、本当に人間か?と思うレベルですね。いつか挑戦してみたい。
〇ピクミン4の世界
・レスキュー隊
ピクミン4では、カギヤ星のレスキュー隊員であるプレイヤーが主人公となります。
とある惑星で遭難したオリマーを救うため、主人公であるプレイヤーは未知の惑星を探索し、救助活動を行います。
救助活動を行う中で、遭難しているのはオリマーだけでなく、オリマーの救難信号を受け取り駆けつけた様々な野次馬たちも遭難していることが判明。
ツアー客や惑星調査チーム、テレビ局のクルーや、果てには高校の部活動生と、救助する人は多岐にわたります。
これらの人々を無事に保護しながら、壊れたロケットのパーツを集め無事に脱出できるのでしょうか…。
・相棒オッチン
ピクミン4で仲間になる新たな相棒が、宇宙犬のオッチンです。
この犬、最初はピクミン2でいうルーイ枠かな?と思いきや、修行を重ねるごとに、どんどん強くなります。
一匹でピクミン100匹分の荷物が運べるわ、チャッピー(大)に余裕で渡り合えるわ、果てには突進という技で敵を一気になぎ倒すわと、八面六臂の大活躍。
最終盤なんかは、とりあえずオッチンを単騎で突撃させて危険を取り除くという雑な使い方をしていました。ごめんよオッチン。
・新ピクミン
ピクミンの新作が出るたびに、気になるのはやはり新しいピクミン。
2までは、赤黄青→紫白と色でピクミンの名前が付けられていましたが、3は一転、岩ピクミンと羽ピクミンという、身体的特徴を表した名前に。
そして今作でもその流れを引き継ぎ、氷ピクミンと光ピクミンという、2種の新しいピクミンが登場しました。
氷ピクミンはその名の通り冷気に強く、水や敵を凍らせることができるピクミン。凍った敵は動かなくなり、その状態で敵を倒すと亡骸は残らないものの、ミツが入手できます。また、水を凍らせることで、氷の上を移動できるようになります。
光ピクミンは、基本的には夜の探索でのみ出現するピクミンです。すべての属性に強く、仕事を終えた後は自動で主人公やオッチンのもとに戻ってくる優れもの。ただ、昼の探索には洞窟でしか使えないという制限もあります。
3までのピクミンと比べ、新ピクミンのおかげで画期的なギミックが登場し、新たなプレイ体験が味わえるというような感覚はあまりありませんでした。敵が凍るっていうのも、ゲキニガスプレーと同じような感覚でしたしね。
ただ、新ピクミンをゲットしたときのワクワクは、1の発売から22年経った今でも変わりませんね。
〇未知の惑星での探索
4からの新たな要素として、探索に向かう前の拠点があります。
ここでは、助けた人たちが集落を作り、オッチンの修行や装備の開発、サブクエストの受注などができる場所となっています。
探索に行く際は、レスキュー隊の隊員に話しかけ、探索するエリアを決めて出発。そこからはいつも通り、1日=10分少々の探索、といった流れに。
今作は前述の通り、お宝だけでなく遭難した人々を助けるという目的もあり、探索をする上での動機付けがこれまでよりも多く用意されています。
また、2で登場した洞窟も復活しており、時間を気にせずじっくりとお宝を探索するという楽しみを味わうことも。一つのフィールド自体は3よりも狭めな感じはしますが、洞窟のおかげでボリュームは圧倒的に今作の方が多いです。
さらに、今作の新要素である夜の探索。制限時間まで拠点を守り切るという、言ってしまえばモンハンでもあったような防衛戦のようなものですが、これがなかなか、短時間で歯ごたえのあるいい難易度。
これをプレイしていると、無性にタワーディフェンス系のゲームがやりたくなります。FFのクリスタルディフェンダーズとかどっかでできないかな…。
そんな充実した惑星での探索ですが、少々不満な点も。今作では、各ステージで敵キャラを倒した際、時間が経過しても敵キャラが復活しません。
一通り探索し終えた後の、人っ子一人いない世界を歩いていると、自分たちが行っていたのは探索などではなく、原住民に対する破壊・蹂躙なのではなかろうかと、自責の念に駆られるレベルです。
探索をするうえで敵キャラが出ないのは快適ではあるのですが、クリアした後に自分たち以外の生命を感じられないのは寂しいものがあります。多少不自由でも、敵キャラ復活はしてほしかったなあ…。
最後に、もともとピクミンは、より効率的に作業が進められるようにリソースを割くことを主眼としたゲームでしたが、それが今作では「ダンドリ」という言葉で形容され、よりプッシュされているように感じました。
ピクミン3では「チャレンジ」と呼ばれていたタイムアタック要素や、2からある対人戦も、「ダンドリチャレンジ」「ダンドリバトル」と呼称を改め、ストーリーの中に位置づけられていましたね。
ただ、「ダンドリ」とカタカナで表記されると、NHK某教育番組を思い出すのは、私だけでしょうか…。
〇甦るトラウマ
ここまでは、主にピクミン4の新要素についてお話してきましたが、本項では幼少期に植え付けられたトラウマ、およびその再会についてお話しできればと思います。
ピクミンとの出会いは20年以上前。小学生の時に、クリスマスとお年玉の合わせ技で兄と一緒にゲームキューブとスマブラDX、ピクミンを買ったところから始まります。
当時の自分には、ピクミン1は難しくてクリアはできませんでしたが、樹海のヘソくらいまでは進んだんじゃないかなあ…。
そして、その3年後にピクミン2が発売されます。その頃には、ある程度プレイスキルも上がっていたのと、時間制限がないというゲームの易化によって、なんとかクリアまでこぎつけました。
しかしこのピクミン2が、筆者のゲーム史上五指に入るほどのトラウマを植え付けることとなるのです。
それがこちら。
はい、みんな大好きクイーンチャッピーです。こやつにつぶされて消えていったピクミンは数知れず。しかも写真の通り、尻から幼体を生む姿やそのブヨブヨとした巨体など、ビジュアル的にもグロさ満点。
こいつのせいで、「はらぺこあおむし」の絵本を見るたびに怖気がする体質に。巨大ブヨブヨが本当に無理すぎる。最近でいうと、ポケモンSVのヌシポケモンのミミズとかも目を伏せながら戦っていました。
このクイーンチャッピー、本作では計3回出てくるのですが、最初の2回は大したことはありません。
ですが、3回目の戦闘はよける隙間もない空間で、間欠泉でのジャンプを頼りに戦うといった特殊なステージだったため、舐めてかかったらびっくりするほど全滅してしまいました。時間の巻き戻しがあったので、すぐに再戦できましたが、ここでもやはり私を苦しめてきましたね。
その他、トラウマというには物足りませんが、ルーイは相変わらずクソ野郎だなと。
2の時は宝に目がくらんでラスボスに使役?されていましたが、本作では自ら遭難者をさらうなど、積極的に悪を為しているのがさらに許せん。
よくオリマーやホコタテ運送はあいつを見限らんなと、ホコタテ星の人々の優しさには涙が出てくるレベルです。いつか続編で痛い目にあってほしい。
〇終わりに
ピクミン1,3は比較的ボリュームは少なかった一方、本作は2と同様、洞窟やクリア後のステージも充実しているというなかなかのボリュームだったように感じます。
FFでは、システムの奇数、ストーリーの偶数、と言われていた時期もあったそうですが、ピクミンでは、周回プレイの奇数、ボリュームの偶数、といった感じでしょうか。個人的にはどちらのスタイルも好みです。
最後に、自分のクリア記録を載せて締めとしたいと思います。次回は年末のまとめ記事でも書こうかな。それではごきげんよう。
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