その3)医療カルテ周りの仕事で役に立つショートカットキー5選

医療事務の中でも電子カルテ周りの事務仕事をしています。またMOSのWORD/EXCELを所持しています。
Excel/ワード/電子カルテを使っていますので、その方々の業務効率化の足しになると思います。特に電子カルテを扱う仕事の中で実用的だったショートカットキーを紹介していきます。

対象)
・パソコンに詳しくないけれども普通にできる方
・新しく医療事務さんに教えたい診療所院長先生
・カルテを効率よく打ちたい看護師さんなど

検索をすると、ショートカットキー一覧などすぐに出てくるのですが、羅列しているだけのものが多く、実務に使えるかと言うと、いまひとつ実用的でないと感じるため、私が実際の仕事(医療事務)の中で役に立ったショートカットキーをあげていきます。参考にしていただければありがたいです。
レベルとしてはショートカットキー初心者の上位くらいの内容かと思われます。ひとつでも学びがあれば幸いです。

●tabキー
・タブごとに移動するショートカットキーですが、マウスを使う必要がなくなるので便利でした。アプリケーションを問わないためエクセルだけでなく電子カルテの決まった項目を記入する時などで便利でした。
tab ↑にすると上の行、tab↓にすると下の行、tab←で左、tab→右とそれぞれの行に移動できます。マウスいらずとなります。マウスによる移動+左クリックは機会が多いと手首を痛め腱鞘炎になりやすいのでこの動作を減らせることは健康面からもよいでしょう。

●Ctrl +(プラス) またはCtrl +(マイナス)
・行や列を増やしたり減らしたりするのはマウスを中心に使うとかなり手数が入ります。なので、このボタンを使うと感覚的に行の増減ができるので、脳みそや手首へのストレスが減ります。書類を作っていて、妙な空白が出て、バランスが悪く感じる事はよくあることだと思いますが、この作業を効率化できる事は有用なことだと思います。
・診療所の現場では、エクセルを使って往診の順番表をつくるのですが、このショートカットキーで空白行を増やしたり減らしたりできるので便利でした。

●Ctrl F…検索する  (エクセルではCtrl H…検索して置換する)
Ctrl F → 検索窓に文字を入れる → 特定の用語がラインを引かれて出てきます。用語を変えたいときにエクセルのCtrl Hでは一括で置換までしてもらえるのは非常に便利です。
Ctrl F はアプリケーションを問わないため便利でした。電子カルテで特定の用語をどこで書いたのかを思い出せない時に、(例…薬増量したのはいつなのかなど)で検索すると、その言葉がヒットするので、履歴を追いやすいです。また、処方されている薬がいつ使われたのかを調べるのに便利でした。

●Win + E   Explorer(エクスプローラー)を起動することができます。
・最近ではドライブレコーダーの映像を確認するときにメモリーカードを使うときにこのショートカットキーを使い、PCフォルダを通じてメモリーカードに容易にたどり着くことができました。
・他の使い物として、ネットからPDF等をダウンロードしたときに、ここからダウンロードフォルダが一発で出てくるので、確認しやすいです。
●Ctrl + Space  (書式が混在してしまったときに標準書式に統一する。)
・このボタンは、実際に使う場面にならないと有用なキーであることがわからないと思います。私は、パンフレットを作成しているときにのショートカットキーを使いました。張り切って書体をいじりすぎて「HGS明朝ゴシック」とか「Meiryo UI」とか、書式が混在してしまい、一括して直すのが大変だし、もともとの書式が何だったのかがわからなくなってしまうのが困りどころでした。
・書式がバラバラなときに、何に直せば標準なのかがわからなくなって、一つ一つ書体を調べなければならないのが煩わしいです。なので、標準書式と指定してもらえるとはかどります。

どうでしょうか?ショートカットキー業務は使えば使うほど便利になります。事務仕事における手軽にできて有効な業務改善となります。
しかし、ショートカットキーを使わないで今まで通りのやり方でも、それなりに業務は回るので、使いこなすためのモチベーションがなかなか湧いてこないのが問題点だと思いますが、必要な環境に身を置く方が学べる機会は増えると思います。

私noteで初めての記事でした。ショートカットキー3回シリーズこれで終わりますが、読んでいただきありがとうございました。この3回シリーズで、私自身も改めてショートカットキーに興味を持つことができました。電子カルテ限定のショートカットキーを付箋でメモしてまとめてみたりしました。ソフト限定のキーはあまり重視していませんでしたが、ここにも注目していけば、新しい学びがあると思いました。

そのうちに、私が最近使用している効率化デバイスstream deckとショートカットキーを組み合わせた記事を書ければいいなと考えております。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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