第十一回

始まりました。第11回。

今回の授業のテーマは「苦戦する紙媒体と電子書籍」でした。

まずは、今回の授業冒頭の動画の内容をお話ししていきます。

一日2時間以上ネット検索をしているとバカになる

これは筑波大学大学院・図書館情報メディア研究科、逸村教授の実験で、読書を1日のうち全くしない人と、2時間以上する人に同じテーマの論文を書かせたことにより判明したことです。読書を全くしない人はレポートの内容がほぼコピペで最後に少し、自分の意見を書くぐらいでした。一方、2時間以上する人は、ちゃんと論文と呼べるものになっていたといいます。

また、

東京大学の教養学部で行った2015年の調査で、あるレポートの75%はネットからのコピペであることがわかった

東大ですら75%がコピペなのかと思いました・・・正直私もコピペするレポート書いちゃってますね・・・この情報リテラシーのレポートにも当てはまるので、これからレポートを書くときは気をつけていきたいと思います。この動画では論理的思考を身につけるには、まず本を読むことが大切だと言ってたので、1日2時間とはいかなくても本を読んでいきたいと思いました・・・。

また衝撃的なことに、

全国の2割以上の市町村に書店が1軒もない

これは最近私もニュースで見ましたね。インターネットが発達し、様々な書籍が電子化され、紙で買う人が少なくなってきました。また、そもそも今はインターネットで調べればなんでも出てくる時代です。インターネットで調べればいいと本を読まない人も増えています。

正直、本屋がもしこのままなくなってしまったら悲しいですね。本屋でぶらぶらして、気に入った本を買うということができなくなりますし、実物を手にとってみらないのは悲しいです・・・電子書籍はページをめくる感覚が味わえないのであまり好きではないです。目が疲れますし・・・。私は紙媒体派です。

また今回の授業で大事だと思ったことは、

新聞の発行部数は、インターネットの始まりとともに減少している

また2007年の団塊世代(ベビーブームの時代)の退職開始もこれには関わってきているそうです。退職すると経済や政治など新聞を読まなくてもやっていけるからだそうです。

あとは、ネットで読める新聞を無料にしてしまったのも影響しているそうです。

新聞の発行部数が減ると広告も減少する

新聞を見てくれる人が少なくなったら、広告を見てくれる人も少なくなるので減るのは当然ですよね・・・

確かに紙だと有料で、ネットは無料ならそりゃ新聞を取る人も減りますよね。私の家も昔は新聞を取っていました。でも広告も昔と比べて減ったし、新聞に大きな利点を見出せなくなったのでやめてしまいました。広告が減ったのにはこういう背景があったんだなと思いました。

あと今回は「へー!」と思ったことがたくさんありました。

  • 生まれた日の新聞をコピーできる「ペパポン」

  • 日本雑誌協会のサイトで今までの雑誌の発行部数が見れる

  • 2007年以降の雑誌のアーカイブが残ってる「フジサンリーダー」

  • またピッコマがLINE漫画を抜く

  • ピッコマは韓国の会社

  • 最近はWebtoonという縦読み漫画が出てきている

  • 電子データを読み込んでその場でプリントアウトして本に形成する自販機

ピッコマが韓国の会社のアプリだとは知りませんでした。友達が以前「ピッコマって韓国の話が多いんだけどどうしてなんだろう」と言っているのを思い出しました。こういう理由なんですね。

また電子データを読み込んでその場でプリントアウトして本に形成する自販機は凝った装丁の凝った本はできなそうだなと感じました・・・紙の種類を変えたりとか外箱をつけたりとか・・・他の本の紙と種類が全然ちがうやつだとコストがかかりそう・・・

そして一番「なるほど!!!!!」と思ったのが・・・


紙は反射光で脳は分析モード、電子書籍は透過光でパターン認識モードです!

どういうことかというと・・・

本などの紙を読む時に光が反射してから目に入る場合と、電子書籍などのを読む時に光が直接目に入る場合では、脳のモードが違うということです!

みなさん誰しもパソコンで文章を打っていて、何度も間違いがないか確認したはずなのに、いざコピーすると間違っている!!という経験をしたことがありませんか?私はあります・・・こういうことです!今日謎が解けました・・・

ちなみに反射光の分析モードの方が脳に入りやすいらしいです!

感想

今回の授業を受けて思ったことは、ネットで調べて簡単に答えがわかる時代になってしまったので、自分の頭で考える時間が減り、考える力がつかなくなってしまったのだと思いました。昔、学校の数学の先生に「わからないなら答えをすぐ見るのではなくしばらく考えてから答えを見なさい」と言われたのを思いました。当時は「なんですぐ理解できた方が効率がいいのに答えを見ないんだろう」と疑問に思いましたが、これは考える力そのものが、すぐ答えを見てしまうのでは伸びないからだったんだなと思いました。考える力自体が伸びなければいくら問題を解く数が増えても学力は伸びにくいんだなと感じました。実際に私がそうだったので・・・今の世の中、調べればなんでもわかりますが、これからはなるべく自分の頭で考えていきたいと思います。

以上です!ありがとうございました!

授業をなさっている横田秀珠先生のサイトです。










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