【生成AI×GAS】複数宛先メール送信GASの解説③
オレンジピーチのトシです。
前回の引き続きで、GASを用いて複数宛先にGmailを作成・送信するプログラムのコードを解説していきたいと思います。
(作成したプログラムや解説はこちら)
前回までのおさらい
解説の対象としているGASがこちらです。
前回の解説で、スプレッドシートのB列にあるメールアドレスの値を取得するところと、取得した値についての解説を行いました。
function sendEmail() {
// スプレッドシートを開く
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
// B列2行目から最終行までのメールアドレスを取得
var lastRow = sheet.getLastRow();
var emailRange = sheet.getRange("B2:" + "B" + lastRow);
var emailList = emailRange.getValues();
// 件名と本文を設定
var subject = "月次進捗ファイル(7月度)の更新依頼";
var body = "";
body += "株式会社オレンジピーチ \n";
body += "\n";
body += "営業部 青森 太郎 様\n";
body += "おつかれさまです。\n";
body += "企画部の橙桃です。\n";
body += "7月度の月次進捗ファイルの更新をお願いいたします。\n";
body += "締切は、7月25日となります。それまでに、リンクの月次進捗表を更新して下さい。\n";
body += "\n";
body += "営業部 青森 月次進捗ファイル\nURL: ********\n";
body += "\n"
body += "どうぞよろしくお願いします。";
// 各メールアドレスにメールを送信
for (var i = 0; i < emailList.length; i++) {
var recipient = emailList[i][0];
MailApp.sendEmail({
to: recipient,
subject: subject,
body: body
});
}
}
過去の解説については、こちらをご覧ください。
GASの内容解説③
GASのコード解説を進めていきます。
GASを用いて送信する、件名や本文の内容になります。
今回のGASの修正では、宛先のみを修正対象としたため、件名や本文に変更はありません。
変数subject に件名を格納し、変数body に本文の内容を順に格納しています。
しかし、内容を読んで見ると、メールの宛先が変更されるのに、本文中の宛名や所属が変更されないなどの問題があることが分かります。
宛先の修正が出来上がったら、このあたりの文章もスプレッドシートと連携して修正していきたいと思います。
ここまでのまとめ
今回は、件名や本文を指定する部分のGASについて解説を行いました。
この部分は、元々の固定のアドレスにメールを送信するGASを作成した時から変更していません。
件名や本文の内容に変更が加わらないことによる問題点も分かりましたが、まずは複数宛先へのメール送付の解説を進めていきたいと思います。
今回は以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
記事の内容が参考になった方は、「スキ」して頂けると励みになります。
この記事が少しでもお役に立てたのなら、サポートいただけると嬉しいです。頂いたご支援は、今後の活動費やコンテンツの質向上に使わせていただきます。