【生成AI×GAS】GASで部署名・氏名をメールに差し込む(コード改良)
オレンジピーチのトシです。
今回は、前回作成したGAS(Google Apps Script)のコードを修正したいと思います。
GAS初心者の人・プログラム初心者の人でも、生成AIを活用してGASのスクリプトを改良していく方法を知って頂ければHappyです。
前回の振り返り
前回の記事で、スプレッドシートのリストに従って、本文中の部署名や宛先氏名を変更できるようにGASを修正する方法を紹介しました。
概ね狙い通りの修正が出来たのですが、部署名、氏名の入力のところで「部」の記載が抜けていることが分かりました。
今回は、その修正を生成AIに指示したいと思います。
今回の完成イメージ:やりたいこと
現在のGASで送付されるメールは下記のようなものです。
メール冒頭に「営業 青森 太郎 様」とありますが、送りたかった文章は「営業部 青森 太郎 様」です。
GASの操作の中で「部」を追加したいと思います。
生成AIに指示を出す。
前回の生成AI(Microsoft Copilot)とのやり取りの続きとして修正を行っています。
生成AIからの回答が届く
修正を指示すると、すぐに改良したGASを提示してくれました。
指示の内容も理解しているようです。
続いて後半部分。(コード全体は、下に記しています)
改良されたコード全体
function sendEmail() {
// スプレッドシートを開く
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
// A列2行目から最終行までの氏名を取得
var nameRange = sheet.getRange("A2:A" + sheet.getLastRow());
var nameList = nameRange.getValues();
// B列2行目から最終行までのメールアドレスを取得
var emailRange = sheet.getRange("B2:B" + sheet.getLastRow());
var emailList = emailRange.getValues();
// C列2行目から最終行までの部署名を取得
var departmentRange = sheet.getRange("C2:C" + sheet.getLastRow());
var departmentList = departmentRange.getValues();
// 現在の日付を取得
var today = new Date();
var year = today.getFullYear();
var month = today.getMonth() + 1; // 月は0始まりなので、+1する
// 件名を設定
var subject = `月次進捗ファイル(${year}年${month}月度)の更新依頼`;
// 各メールアドレスにメールを送信
for (var i = 0; i < emailList.length; i++) {
var recipient = emailList[i][0];
var name = nameList[i][0];
var department = departmentList[i][0];
// 本文を設定
var body = "";
body += "株式会社オレンジピーチ \n";
body += "\n";
body += `${department}部 ${name} 様\n`;
body += "おつかれさまです。\n";
body += "企画部の橙桃です。\n";
body += `${year}年${month}月度の月次進捗ファイルの更新をお願いいたします。\n`;
body += "締切は、**7月25日**となります。それまでに、リンクの月次進捗表を更新して下さい。\n";
body += "\n";
body += `${department}部 ${name} 月次進捗ファイル\nURL: ********\n`;
body += "\n";
body += "どうぞよろしくお願いします。";
MailApp.sendEmail({
to: recipient,
subject: subject,
body: body
});
}
}
スクリプトの解説は後ほど行うとして、早速GASを実行したいと思います。
GASを実行すると、改良したメールが送信される
コードを上書きして実行すると、それぞれのメールアドレスにメールが送信されました。
狙い通り「部」の文字が入ったメールになっています。
画像では1通だけですが、その他のメールアドレスにも「部」入りのメールが送られています。
まとめ
今回は、スプレッドシートのリストに従って、本文中の部署名や宛先氏名を差し替えてメールを送るGASの修正を行いました。
次回は、今回作成したGASのコードの解説を行いたいと思います。
今回は以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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