グレーゾーンな人達
今回のテーマは病気のグレーゾーンについて
一般的にグレーゾーンとは、知能的なことだったり発達障害などのことを指す場合が多い印象。
しかし自分の場合は、目の神経障害と不安障害を抱えているグレーゾーン。健常者と障害者の中間。これも広義ではグレーだと個人的には思う。
目については先天性の病気で、見え方に問題がある。この影響で車の運転や長時間のパソコン作業ができないため仕事の選択肢はかなり制限されている。
車の運転ができないだけで仕事の選択肢は半分に減る。パソコンもダメとなると事務職やITなどのデスクワークもダメなので更に職種は減る。
しかし身体障害の基準には該当しないので、障害者手帳は貰えないし扱いは健常者と同じになる。
そして社交不安障害もあるので接客業も難しい。
完全に出来ないわけじゃないけど、限りなく難しいということ。
不安障害も重度では無く、薬で誤魔化せる中程度なので障害認定をされるまではいかない。同じく扱いは健常者と同じ。
国からは障害者認定されないけど、仕事の面接で病気のことを正直に伝えると不採用になるパターンがほとんど。実際に断られたことも何回かあるが何も救済されない。これがグレーのツラいところ。
明確に社会的な支障はあるが支援はない。自分と同じように困っている人は意外と多いのではないかと思う。
誤解を恐れずに言うなら、もし3級でも認定してもらえたら障害者雇用や就労支援という選択肢も出てくるので気持ちはだいぶ軽くなる。
しかし手帳も何もなければ、少し扱いにくい健常者としてしか見られないのが現実。グレーな人は少しクセがあるだけで上手く使ってもらえれば、労働者としてのは能力は十分ある人が多いと思う。
なぜならば働きたくない訳じゃないから。
当たり前の話ではあるが、これは実際に同じ境遇の人にしか、なかなか理解してもらえないと思う。
もしかすると『国に頼るのは甘え』とか『お前より苦しんでいる人は沢山いる』とか『不安障害は努力で治る』とか言ってくる人もいるかもしれない。
まぁ必ずそう言う人は一定数いるのでそれは仕方ない。世の中の仕様なので受け入れるしかない。
ちょっとだけ最近の自分語りをすると、実は幸いなことに仕事が決まった。これが無事に決まったのも健常者のフリをしたからだと思う。
よく面接で聞かれる『健康状態に問題があるか?』という問いにも『問題ないです』と答えた。本当は嘘もつきたくないし『目に不安があります』とか『心療内科に通ってます』とか言いたかったけど言えなかった。
なぜなら不採用になるかもしれないから。生きるために仕方なく嘘をついた。収入を得るには働くしかないから。
鬱病だろうが怪我していようが障害者認定されてない限り、扱いは健常者と同じ。
家でじっとしていても、どこからか収入が入ってくるわけでもないし、国が仕事を紹介してくれるわけでもない。
となると選択肢は、無理して働くか・働かないかの二択。
だから自分は無理できる範囲で頑張れる仕事を選んだ。給料安いけど身体になるべく負担がないように。
次の職場での目標は身体を壊さず続けること。ただそれだけ。年収は300万円も無いだろうけど別にいい。
心や身体を壊すよりマシ。身体を壊して何も出来ないことがどれだけキツいかということはよくわかっているから。
とりあえず今は
健康第一
ほどほどの収入と健康さえあればもう十分。それ以上は何も望んでない。
世の中には自分以外にもグレーな人って沢山いると思うけど、お互いに無理しすぎない程度に頑張りましょう。よく探せば何かしら出来る仕事ってあると思うので。
それが今回の伝えたいことです。
地道に頑張っていれば良いことも、そのうちあるはず。
グレーはグレーなりに、楽しく生きれる方法を模索しながら生きましょう。
それでは
最後までご覧いただきありがとうございました。
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