ののか

特性強い発達障害グレーゾーンの子どもを育てるフルタイムワーママ。学校との関係や人間関係で困ったことや子どもの不登校の体験をつづります。

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最近の記事

スクールカウンセラーへの信頼が揺らいだあの日。

こんにちは。ののかです。 発達障害グレーゾーンのたー君を育てた体験を綴っています。 小学校でも中学校でもそして高校でも、スクールカウンセラーさんにお世話になりました。よいカウンセラーさんに救われたことも多かったのですが、「ん?」と思ったこともありました。 今回はそんな経験を書きたいと思います。 小学校のスクールカウンセラー はじめて相談したのは小学校のカウンセラーさんでした。 私ひとりで相談に行きました。 当時、担任の先生から 「勉強する気ないなら出て行け!」 「学校

    • 絶望を分かち合えた先に希望がある。発達障害のコミュニティに救われた

      「何度言っても子どもがゲームをやめないんです。 先生の口から子どもに言い聞かせて下さい」 そう小学校の担任教師に訴えたお母さんがいる、という噂が流れてきました。 それを聞いた私の友人は、 「自分の子どももコントロールできない親がいるのね」 と笑いながら言いました。 私は何も言えませんでした。 「子どもをコントロールするなんて、できるわけない・・・」 その頃、発達障害グレーゾーンのたー君は、ゲームどころか何を言っても聞く耳を持たず、家族に向かってひどい悪態をつくし、学

      • 相談できる場所。発達障害の診断を受ける意味を知った

        子どもの言動や学校・学童でのトラブルがますますひどくなり、外部に支援を求めることになりました。 とはいえ、どこに行けばよいのかわからず困りました。 学校のスクールカウンセラーさんに教えてもらった自治体の子ども医療センターは「診断を受けるまでに数年待つのもめずらしくない」とのことなので、どこかほかのところを探そうと思いました。 相談先探しに時間がかかる インターネットで情報を集め始めたものの、あまりよい情報がありませんでした。 まず、「子ども・家庭センター」が家の近く

        • 発達障害の診断を受けることを先延ばしに

          グレーゾーンの子どもを育てる ののかです。 学校やお友達とのトラブルが増え、 家庭での言動が悪化した小学2年生のとき、 ようやく相談に 行くことになりました。 スクールカウンセラーと会う 相談したのは 学校のスクールカウンセラーの先生。 担任の先生を通じて予約をとって 話をしました。 保育園でのこと 学童保育でのこと 学校でのこと そして家庭でのことを話し、 「もしかしたらうちの子、 発達障害なんでしょうか」 と聞きました。 心の奥底では、 「そうではない」と

          忘れられない誕生日。手作りの食事がぐちゃぐちゃに

          保育園や学童でお友達とトラブルが 多かったことは前のnoteで書きました。 (保育園はこちら、学童はこちら) でもそればかりではありません。 家庭での言動も目に余るものがありました。 家族との関係 今から思い出すと、 あの頃の家庭は戦場のようでした。 小さい子どもがいる家は 多かれ少なかれそうだと思います。 でもたー君の言動は、 やっぱり「ちょっとおかしい・・・」と 思ってしまうようなものでした。 言ってはいけないような言葉を 発してしまう。 それを言ったら相手が傷

          忘れられない誕生日。手作りの食事がぐちゃぐちゃに

          恐れていたことが・・学童でもトラブル続き

          小学校に入学しても お友達とのトラブルは 絶えませんでした。 保育園でトラブルがあって こじれたお友達(前のnote参照)とは クラスが離れて安心したものの、 学童保育では一緒です。 また事件が起こらないかと 冷や冷やしていました。 恐れていたことが・・・ あるとき学童保育から 電話がかかってきました。 たー君に怪我をさせられた、と 電話をかけてきた保護者がいると。 なんと保育園でトラブルになった お友達のお母さんでした。 またやってしまった・・・ 心臓がバクバ

          恐れていたことが・・学童でもトラブル続き

          「自分でもわからへん」重なるトラブルに翻弄される日々

          5才の頃に友達とのトラブルが増え、 何かがおかしいと感じたことを 前回のnoteで書きました。 お友達とのトラブルはその後も 絶え間なく続きました。 おさまらないトラブル お迎えに行ったときに保育園の先生から トラブルの報告を受けるたびに 落ち込みました。 家に帰ると、 つい子どもを感情的に責めることも 増えました。 あるとき、 前にけがをさせてしまった お友達のお母さんから 小さな封筒に入った手紙を渡されました。 そのお母さんとは トラブル以前は世間話もできる仲

          「自分でもわからへん」重なるトラブルに翻弄される日々

          赤ちゃんのとき「育てにくさ」は感じなかった。おかしいと思ったのは5才のとき。

          「乳児のころに育てにくいと 思ったことはなかったんですか? 特性があるお子さんは、 赤ちゃんの頃から育てにくさが 見られることが多いんですが」 子どもが小学5年生のとき、 発達障害の検査を受けに行った 病院でこう言われました。 でも、うちの子が乳児の頃、 育てにくいと思ったことはなく、 何の問題もありませんでした。 問題のなかった乳幼児期 何でも早くできる子でした。 オムツも早くとれました。 ひどいぐずりをすることも あまりありませんでした。 言葉もすぐ覚えました。

          赤ちゃんのとき「育てにくさ」は感じなかった。おかしいと思ったのは5才のとき。

          子どもの特性とつき合うこと。それは忍耐だけじゃなかった。

          こんにちは。ののかです。 特性が強い男の子を育てています。 発達障がいとは診断されておらず、 グレーゾーンです。 もう高校生になりました。 ここまで、母として無我夢中でやってきました。 いちばん大変だったのは小学生から中学生の期間でした。 仕事中に携帯が鳴ると 心臓がきゅっと縮まる気がした。 発信者を見ると、学校。 またなにかしでかした・・・ 学校まで何度車を走らせたことか。 先生から話を聞いて、謝る。 いちばん辛いのは、お友達とのトラブル。 お友達の母親に電話して

          子どもの特性とつき合うこと。それは忍耐だけじゃなかった。