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パン作り

パンを作り続けている。
エレジーさんの影響で、パン作りに挑戦して一ヶ月。週に一度はパンを作っている。
パン作りは楽しい。
初めは、こねずにつくれるレシピを使っていたけれど、最近はこねる作業が好きになりつつある。
10分間、ひたすら腕を動かす。
そしていろんなことを考える。

焼いたパンを食べてくれる人のこと。最近、家族以外にも食べてもらうようになった。なかば押し付けだけれど、食べてくれる人がいるとおいしく作ろう!の気合いが入る。

それからこどもが話してくれる学校での悩みごと。
娘は絶賛友人関係に悩み中。「〇〇したら友達やめるからね」と言ってしまう友達に嫌われたくないんだって。小学生時代、私にもあったなあ…と思い出しながら、その年代の離れたくない感覚を思い起こす。そして、相手も好きだからこそ言っちゃうのよね。友達も自分も成長中なわけで、自分が辛くなりすぎないように気持ちは伝えてもらいたい。さて、どう伝えるか…と考えをまとめる。
息子は学校を楽しんでいるけれど、ゲーム以外のときめきが少ない。ゲームタイム(30分)が終わると、カードゲーム(ひとりあそび)や攻略本を読むこともあるけど、大抵次のゲームタイムまでの時間をゴロゴロと過ごす。時には「暇〜!早くやらせて!お願い!」とウルウルした瞳で懇願されてしまう。いや、させませんけど。趣味ってどうやって作るんだっけ…と割と本気で考えている。

それから、その10分間をいかに快適に過ごすか。10分腕を動かし続けると結構しんどい。パン屋さんは毎日どうやっているんだろう…と体の使い方を研究する。今のところ、腕を動かす時は『肩甲骨から動かす』ことを意識して、力を入れずに『体重をかける』に落ち着いている。片足を台に乗せて…というのもやってみたが、良い高さの台が見つからなかった。まだまだ研究中。アドバイス願いたい。

私がパン屋さんになることはないが、雇われながらパン作りを学ぶと言うのも楽しいかも。
それから時々嫌な記憶も思い出す。
社会人1年目で、わからないことをらとにかく質問していたら、お偉い先生に「お前は喋らない方がよく見える」と言われた。知識もあって権力もある方だっただけに、軽くトラウマだ。
私とやりとりをしてくれる人はどんな気持ちで接してくれているんだろう。実は「ウザいなあ」「仕方ないなあ」と思ってるかもしれない。確認しようのない他人の本音を悪い方へ悪い方へと想像してしまう。

どんな気持ちでパンをこねても、食べられるパンはできあがる。

ツナコーンはこどもに好評
フランスパン。カリフワでおとなに好評
シュガーバターパン。パン屋さんをまねっこして

そして食べても美味しい。
パンをこね始めたときの気持ちとこね終わりの時の気持ちの変化で、自分の体調がわかったりもする。あ、もうすぐ女の子の日だなあとか。女の子って歳でもないけれど。

パン作りって楽しくて、面白い。
作ってみたいパンがたくさんある。これを食べてみたい、とリクエストされることもある。
こねている間のルンルンやモヤモヤ、モンモンを全て受けとめさせられたパンたちにも待っていてくれる人がいる。
ドロドロで真っ黒な思いでパンを焦がさないようにだけは気をつけようと思う。

パンのことも最初は考えているんだけども

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