見出し画像

進まない物語

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をプレイしている。
始めます!という記事を確認すると、もうすぐ二ヶ月が経つようだ。

息子のいる時間、我が家のゲームルームにのっとって、30分から1時間ほど毎日プレイしているが…一向に物語が進まない。
ようやく賢者(旅のお供のような存在)は3体目。
解放されていない下半分のマップ。
リンク(主人公)の体力とがんばりゲージを見ても、まだまだ祠あるでしょ。
これ、一体いつクリアできるんだろ。今年中に難しいんじゃ…と不安さえ覚える。
楽しいから不安になることないんですけど。ただ、クリアしたぞー!という達成感は味わいたい。

ちなみに…
体力=HP
がんばりゲージ=壁を登ったりや泳いだりするときのスタミナ
祠=各地にある祠に入ると、さまざまなチャレンジが待っている。これをクリアすることで、体力とがんばりゲージを増やすための、祝福の光がもらえる。


なかなかクリアできない原因としては、1日のプレイ時間が短い、私がすぐに死にすぎる(毎日一度は死んでいる。でも楽しい)こともあるのが、我が家にはもう1人強敵がいる。

それは、息子だ。

元々は息子が祖父にプレゼントしてもらったこのソフト。
家に届いて全く手につけなかった(他のゲームに夢中だった)ので、私がやりはじめた。
最初は一緒に見ているだけだった。
「なんでリンクが主人公なのにゼルダの伝説なの?」
何度私の隣でぼやいていたか。

そして死にすぎる私(リンク)の姿を見て、
「俺の方がうまいよ!」とコントローラーを渡したのがきっかけだった。

「次のゲームの時間、ママのゼルダやっていい?」
「いいよ」
「好きなとこ行ってもいい?」
「え……」
しばし考える。セーブはいつでもできるけど、ワープは祠でしかできない。今進んでるとこの近くに祠あったかな。まあ、でもまた進めればいいか…。
その思いを込めて、重めの「いいけど」を返す。

これをほぼ毎日繰り返されるリンクの報われなさよ。

息子はストーリーを進めるよりも、敵と戦うのが好きなタイプ。
私が多めの敵に出会うと、「そこに印つけといて!」とお願いされてマップにピンを打つ。
息子はひたすらその敵を倒してはロードし、倒してはロードするという流れ作業をしている。時には別の場所に冒険に出かけて、やっぱり新たな敵を見つけると同じことをしている。
スマブラやアームズという戦うゲームも好きだが、今はこのゼルダの伝説で敵を倒し続けることが好きなようだ。

パンイチから始まったけど、勇者たる風格でした。
無口な君が好きだよ。


私にとって、きっとリンクにとっても強敵であろう息子のおかげで、今日もまた何度目かの同じ山道を駆け抜ける。
同じ道を進んでも、やだなあ…と思えないところがこのゲームのすごいところ。
マップの広さや自由度が、飽きを感じさせない。
本当にすごいと思う。

物語は進まなくても、ゼルダの伝説面白いです。
みなさんもいかがですか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?