多様性と文化の違い

世界は多様性で成り立っている。
顔のパーツや髪の毛の質や色、肌の色など、みんな違う。
それって、多様性。

実は、虐待サバイバーは、一般家庭で育った人達と全く違う。
虐待サバイバーは、過酷な環境で、戦場のようなところで育ち、修羅場を生き抜いてきた人間。
だから、世界観、感覚、物事の捉え方、価値観、思考パターン、行動など、何もかも一般家庭で育った人達と全然違う(これを、虐待サバイバーの特異性という)。
あまりにも一般家庭で育った人達と違うため、虐待サバイバーは理解されない。人間は自分が理解できないものは、怖い。受け入れられない。だから、攻撃したり、拒絶したり・・・つまり排除しようとする。
そういうわけで、自分の身を守るため、虐待サバイバーは、普段社会的カモフラージュしている。自分は ‘なんでもありません、普通です‘ みたいな顔して、生きている。
虐待サバイバーは、本当の自分を隠し、社会的カモフラージュすればするほど、人に弱みなど一切見せないから、何も周囲の人達はわからず、誰にも力になってもらえず、助けの手も届かず、どんどん孤立するという現実がある。

ただの 多様性と文化の違い みたいな感じなんですけどね(汗。
日本人とネパール人は、全く文化が違う。環境(世界)が全く違うから。
それと同じようなもの。
一般の家庭で育った人達に、そういう視点を持ってくれるといいなぁと常々思う。虐待サバイバーの切なる願い。
仲良くなりたいのです。

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